2016年04月29日
【感想】 甲鉄城のカバネリ 第3話
こんばんは。
きょんちーです。
今日は金曜日ということで、毎週楽しみにしている「甲鉄城のカバネリ」の放送日でした。
というわけでさっそく第3話の感想をツラツラと...
※ここからネタバレ注意
・人間の本質
・無名の強さと弱さ
・カバネリはヒトか、カバネか
内容が前後していますが、大きく分けてこの3つくらいかなと思います。
順にアニメの内容と照らして考えていきます。
・人間の本質
まずこのアニメの設定上、カバネに追いやられた人々は駅に閉じこもったわけですが、来栖も言っていたように十分な食料がないようです。それは水もしかり。当たり前のことですが、外はカバネ(=ゾンビ的な恐怖)で溢れているわけで夜もなかなか眠れないのでしょう。
多くの人は精神が不安定になっています。こういう状況になると、人間は本能的にどうしても保身を第1に考えてしまうようになります(ゾンビ映画などでは鉄板ですよね)。つまり、逆に他人よりも危険であったりすると怒りを感じやすくなるのではないでしょうか。
それは配給のシーンでよく見えていましたね。
赤ちゃんをお腹に宿した母親に、鰍(かじか)は人より多くの配給をしました。(絶望的な状況においても、自分を奮い立たせ他人を思いやれる人も少なからずいます。それはこのシーンや、終盤の子供が泣き出したシーンなどで見られました)。
それに対して、大の大人が強い怒りを露わにするシーンがありました。今ご飯を食べながらみていたり、ある程度快適で恐怖を感じない環境で見ている我々は「ひどい大人だ」という感想を持って当たり前ですが、実際にあのような状況だと憤りを感じてしまっても不自然ではなく、むしろそれが当たり前なのかもしれません。
というように、この作品では「ヒト」がよく見えます。
もし自分たちがあそこにいたら...と考えながら見てみると面白いかもしれませんよ。
・無名の強さと弱さ
僕が今回初見で見て一番感じたのが、無名の強さと弱さです。
「武術や体力的な強さ」というのは、生駒をボコボコにするシーンが多くありましたから実感させられましたねw
それにしても、あまりに生駒がボコボコにされるので途中可哀想になってきましたが...ww
無名の年齢に相応しない、行動・発言
公式に発表されているのかな(?)
一応設定上、無名は
それにしてはちょっとセクシーすぎるような...
というのはどうでもよくて(オイ
1,2,3話を通しての無名の動じなさ、大人に対する態度などなど、無名は非常に大人びて見えます。
「よくある話だよ」
そういってカバネに家族を奪われることを、なんでもないかの様に言っていましたね。
家族を失ったばかりの人が絶望にくれる中、無名は平静でした。
おそらく、あまりに多くの悲劇を見てきたからではないでしょうか。
そのたびに悲しんでいては、きっとやっていけなくなったのでしょう。
そういう意味で、私たちにとっても無名は大人に見えたんだと思います。
しかし、今回でよりはっきり描写されていることがあります。
それは、無名の心情です。
皆さんもよく感じたと思いますが、無名はあまりに孤独です。
誰にも心のうちは晒していません。今のところ。
ラストシーンで、子供を宿した母親がついにカバネ化してしましましたね。
人々は、さっきまで仲間(また、ヒトであった)であったものを見て恐怖し、後退りし、悲鳴を上げました。
対照的に無名は素早く剣を抜きましたね。
躊躇なくカバネを殺します。
しかしその瞬間子供を宿していることを聞いてしまいました。
この表情です。
この瞬間、無名の中に何が巡っていたのでしょうか。
後悔でしょうか。それがなんなのかを決定することはできませんが、少なくとも無名の中には我々の見たことのない感情が巡っていたはずです。
また、子供をあやしていたシーン、子どもと遊んで笑顔をみせていたシーン。
今回は無名の新しい表情や感情が多く見られました。
「弱いくせにいきがんないでよね」
このセリフも何度か聞きましたが、3話では少し違ったニュアンスにも聞こえましたね。
自分の強さを誇示するというよりは、無力な彼らを見下すような...こういう印象には、12歳という年齢の感じが出ていますよね。
強さも弱さも見えてきた無名。今後の生駒をはじめとする人々との絡みによる、感情の動きが気になるキャラです。
最後
・カバネリはヒトか、カバネか
無名曰く「半分ヒトだけど、半分カバネ」であると。
実際、体はほぼカバネなのかもしれませんね。
というのも、今回の続きが気になるラストシーン。
無名の「血」を要求するシーンと、流血した生駒の脳が欲求に支配されるシーン。
つまりは、カバネの栄養摂取にはヒトの血液が必要不可欠であるということがわかりました。
ヒトの食事もできるのか(またそれも必要なのか)、血液を提供するために噛まれた場合どうなるのか。
気になることが多いまま今回は幕を閉じてしまいましたね...
ですが、今のところカバネリにはカバネ的な要素が強いですね。
驚異的な身体能力と回復力、食事の件なども含めて「精神・心」以外はカバネと言っても過言ではないかもしれません。
でも、ヒトにとってカバネリがヒトの心を持っているかどうかはさほど重要ではないのです。なぜなら、甲鉄城にいるヒトたちにとって大事なのはカバネリは生物的な意味でカバネなのかそうでないのかというところだからです。(先も上げましたが、保身のための本能的な判断でしょう)
ということで、あの状況においてこれからますますカバネリの立場は危うくなっていくでしょう。
今後二人はどうやって切り抜けていくのか。非常に楽しみな展開です。
また、生駒の過去にも気になりますね。
妹をカバネに襲われてなくした過去。この過去が今後のストーリーにも影響してくるのでしょうか...
来週にタイムリープしたいですね!!!
きょんちーです。
今日は金曜日ということで、毎週楽しみにしている「甲鉄城のカバネリ」の放送日でした。
というわけでさっそく第3話の感想をツラツラと...
※ここからネタバレ注意
今回のPOINT
・人間の本質
・無名の強さと弱さ
・カバネリはヒトか、カバネか
内容が前後していますが、大きく分けてこの3つくらいかなと思います。
順にアニメの内容と照らして考えていきます。
・人間の本質
まずこのアニメの設定上、カバネに追いやられた人々は駅に閉じこもったわけですが、来栖も言っていたように十分な食料がないようです。それは水もしかり。当たり前のことですが、外はカバネ(=ゾンビ的な恐怖)で溢れているわけで夜もなかなか眠れないのでしょう。
多くの人は精神が不安定になっています。こういう状況になると、人間は本能的にどうしても保身を第1に考えてしまうようになります(ゾンビ映画などでは鉄板ですよね)。つまり、逆に他人よりも危険であったりすると怒りを感じやすくなるのではないでしょうか。
それは配給のシーンでよく見えていましたね。
赤ちゃんをお腹に宿した母親に、鰍(かじか)は人より多くの配給をしました。(絶望的な状況においても、自分を奮い立たせ他人を思いやれる人も少なからずいます。それはこのシーンや、終盤の子供が泣き出したシーンなどで見られました)。
それに対して、大の大人が強い怒りを露わにするシーンがありました。今ご飯を食べながらみていたり、ある程度快適で恐怖を感じない環境で見ている我々は「ひどい大人だ」という感想を持って当たり前ですが、実際にあのような状況だと憤りを感じてしまっても不自然ではなく、むしろそれが当たり前なのかもしれません。
というように、この作品では「ヒト」がよく見えます。
もし自分たちがあそこにいたら...と考えながら見てみると面白いかもしれませんよ。
・無名の強さと弱さ
僕が今回初見で見て一番感じたのが、無名の強さと弱さです。
「武術や体力的な強さ」というのは、生駒をボコボコにするシーンが多くありましたから実感させられましたねw
それにしても、あまりに生駒がボコボコにされるので途中可哀想になってきましたが...ww
無名の年齢に相応しない、行動・発言
公式に発表されているのかな(?)
一応設定上、無名は
12歳
ということになっているそうです。(というのはどうでもよくて(オイ
1,2,3話を通しての無名の動じなさ、大人に対する態度などなど、無名は非常に大人びて見えます。
「よくある話だよ」
そういってカバネに家族を奪われることを、なんでもないかの様に言っていましたね。
家族を失ったばかりの人が絶望にくれる中、無名は平静でした。
おそらく、あまりに多くの悲劇を見てきたからではないでしょうか。
そのたびに悲しんでいては、きっとやっていけなくなったのでしょう。
そういう意味で、私たちにとっても無名は大人に見えたんだと思います。
しかし、今回でよりはっきり描写されていることがあります。
それは、無名の心情です。
皆さんもよく感じたと思いますが、無名はあまりに孤独です。
誰にも心のうちは晒していません。今のところ。
ラストシーンで、子供を宿した母親がついにカバネ化してしましましたね。
人々は、さっきまで仲間(また、ヒトであった)であったものを見て恐怖し、後退りし、悲鳴を上げました。
対照的に無名は素早く剣を抜きましたね。
躊躇なくカバネを殺します。
しかしその瞬間子供を宿していることを聞いてしまいました。
この表情です。
この瞬間、無名の中に何が巡っていたのでしょうか。
後悔でしょうか。それがなんなのかを決定することはできませんが、少なくとも無名の中には我々の見たことのない感情が巡っていたはずです。
また、子供をあやしていたシーン、子どもと遊んで笑顔をみせていたシーン。
今回は無名の新しい表情や感情が多く見られました。
「弱いくせにいきがんないでよね」
このセリフも何度か聞きましたが、3話では少し違ったニュアンスにも聞こえましたね。
自分の強さを誇示するというよりは、無力な彼らを見下すような...こういう印象には、12歳という年齢の感じが出ていますよね。
強さも弱さも見えてきた無名。今後の生駒をはじめとする人々との絡みによる、感情の動きが気になるキャラです。
最後
・カバネリはヒトか、カバネか
無名曰く「半分ヒトだけど、半分カバネ」であると。
実際、体はほぼカバネなのかもしれませんね。
というのも、今回の続きが気になるラストシーン。
無名の「血」を要求するシーンと、流血した生駒の脳が欲求に支配されるシーン。
つまりは、カバネの栄養摂取にはヒトの血液が必要不可欠であるということがわかりました。
ヒトの食事もできるのか(またそれも必要なのか)、血液を提供するために噛まれた場合どうなるのか。
気になることが多いまま今回は幕を閉じてしまいましたね...
ですが、今のところカバネリにはカバネ的な要素が強いですね。
驚異的な身体能力と回復力、食事の件なども含めて「精神・心」以外はカバネと言っても過言ではないかもしれません。
でも、ヒトにとってカバネリがヒトの心を持っているかどうかはさほど重要ではないのです。なぜなら、甲鉄城にいるヒトたちにとって大事なのはカバネリは生物的な意味でカバネなのかそうでないのかというところだからです。(先も上げましたが、保身のための本能的な判断でしょう)
ということで、あの状況においてこれからますますカバネリの立場は危うくなっていくでしょう。
今後二人はどうやって切り抜けていくのか。非常に楽しみな展開です。
また、生駒の過去にも気になりますね。
妹をカバネに襲われてなくした過去。この過去が今後のストーリーにも影響してくるのでしょうか...
来週にタイムリープしたいですね!!!
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