アフィリエイト広告を利用しています

クリンチャーの逆襲&武豊悲願成就なるか!?〜日曜ロンシャン・Arc2018!(第97回凱旋門賞)

今年は再びロンシャンで行われる凱旋門賞ということで、日本人にとってはなんとなく落ち着いて世界最高峰のレースに臨むことができる気がする。これまで何度も日本のトップホースが本気で挑み、何度も苦杯をなめさせられ続けた「遺恨」のレースでもある。

いやというほど味わってきた悔しさは今すぐにでも思い出すことができるが、あえて、もう二度と味わいたくない屈辱を、簡単におさらいしておこう。さすがにスピードシンボリのころはスルーするが、「日本代表(格)」の馬たちの惨憺たる結果を、もう一度だけかみしめておきたい。

99年エルコンドルパサー(父キングマンボ)2着→優勝モンジュー(仏・父サドラーズウェルズ)
06年ディープインパクト(父サンデーサイレンス)失格(3位入)→優勝レイルリンク(仏・父ダンシリ)
10年ナカヤマフェスタ(父ステイゴールド)2着→優勝ワークフォース(英・父キングズベスト)
12年オルフェーヴル(父ステイゴールド)2着→優勝ソレミア(仏・父ポリグロウト)
13年オルフェーヴル(父ステイゴールド)2着→優勝トレヴ(仏・父モティヴェータ)
14年ハープスター(父ディープインパクト)、ジャスタウェイ(父ハーツクライ)、ゴールドシップ(父ステイゴールド)いずれも着外→優勝トレヴ(仏・父モティヴェータ)
16年マカヒキ(父ディープインパクト)着外→優勝ファウンド(愛・父ガリレオ)
17年サトノダイヤモンド(父ディープインパクト)着外→優勝エネイブル(英・父ナサニエル)

という具合に、改めて見直してみると、胃のあたりが重苦しく感じられるような、日本の代表馬たちの結果である。ほかにもマンハッタンカフェやメイショウサムソン、ヒルノダムール、ヴィクトワールピサなど(ナカヤマフェスタは2回)そうそうたる面子がチャレンジしたが、相手にしてもらえなかった。

という具合に、日本のホースマン、そして競馬ファンにとって悲願となって久しい凱旋門賞に今年チャレンジするのは、前走フォワ賞で完全な力負けを喫したクリンチャー(父ディープスカイ)と武豊である。

個人的には藤岡佑介のまま凱旋門賞にチャレンジしてほしかったのだが、まあこればかりは仕方がないところ。で、問題は、である。クリンチャーが低レベルのフォワ賞を大敗してとてもではないけれど凱旋門賞制覇なんて夢のまた夢のそのまた夢の夢くいらの評価が下されてしかるべきである。

ところが、「日本は日本だけ」という鎖国状態で販売される予定のクリンチャーの馬券の売れ行きは「すこぶる良好」が予想され、現在19頭中「5番人気」というありえない予想オッズになっているのだ・・・クリンチャーから馬券を買おうと考えていた私としてはおもしろくない。おもしろくないどころか、腹立たしいくらいである。

私が日本人だから唯一の日本馬と日本人ジョッキーを応援する・・・それはもちろん、ある。でもそれはあくまでも心情的な部分であり、馬券はまったく別モノだ。私はクリンチャーの「馬券」を買いたいと思っていたのだ。クリンチャーを応援したいから馬券を買います!という人と同じ立場で馬券を買わなければならないのが、とても悔しいのである。

いや、応援するなと言ってるわけではないんですよ。もちろん馬券を売るなと言っているわけでもクリンチャーの馬券を買うなと言っているわけでも無論ない。でもどう考えても良くてブービー人気くらいの評価にとどまるはずのクリンチャーが5番人気は、どう考えてもおかしい。要は・・・

フランスも日本も他国も「国境なき馬券」を売ってくれぇ〜!!!ということなのだ。だっておかしいでしょ?同じレースを走るのに国によってオッズが異なるなんて。主催者側の「売れりゃなんでもいい」のスタンスはこりごりである。そんなことわざわざこうまでもあからさまに主張しなくたって、十分わかっているんだから・・・

システム上それが無理なら、せめて藤岡兄の手綱で、サトノダイヤモンドとマカヒキあたりが一緒に出走してほしかったなぁ・・・アーモンドアイならなおよかったんだけどね。

まあせっかくなので、なぜクリンチャーが本命なのか、これだけは書いておこう。別に枠もわざわざこれみよがしの最内なんて引かなくてもよかったんだけど、まあ望外の絶好枠が当たったことは間違いない。

それより何より、日本では5番人気よいうアホみたいな予想になっているが、これは日本の競馬ファンによる「武豊を応援する」という気持ちの表れであって、実際のレースではクリンチャーのことを気にするジョッキー、陣営、外国人ファンは皆無であるはず。

凱旋門賞といえば、オルフェーヴルのスミヨンが言った「凱旋門賞は戦争だ」の名言が思い出される。似た力関係どうしが道中からすりつぶし合うのが凱旋門賞なのだ。世界最高峰のレースとはいうけれど、見た目はかなり露骨。クリーンなレースなんてまず期待できないのである。

厳しく激しく心身をすり減らせる有力どころを後目に、先行力があって道中それほどペースが上がらない凱旋門賞でクリンチャーが悠々の逃げを打ったら、本気で可能性あるぞ!?と思いませんか?

残念ながら明日の馬場は良好(稍重)で、他馬が苦しむような馬場にはならない見込みだが、もし単騎で行けたなら、チャンスは十分あると思う。そのときにマイナスになるかもしれないのが、あえていうが名手・武豊である。この人、どうもレース運びがスマートすぎる。何が何でも勝ちたい・・・そういう気概をぜひ「形」にしていただけないだろうか?

そういう意味も込めて、クリンチャーの凱旋門賞挑戦という意味では「武<藤岡兄」と考えていたんだけれど、もうこうなったら武豊のミラクル(「マジック」とはあえていわない)に期待するしかない。もういい加減勝てよ武!とは、あえていいたい。

さあ、言いたいことは言ったので、あとは馬券を買って待つばかりである!

◎ クリンチャー
○ ヌフボスク(以前のロンシャンより馬場速そう、スピード感ある配合で浮上)
▲ シーオブクラス(母父は日本の速い馬場に対応、馬券当たったので心情的にも応援)
△ タリスマニック、ヴァルトガイスト、マジカル、エネイブル、クロスオブスターズ
重注 バタスコイ
   
プロフィール

ASHIGE2
リンク集
<< 2018年10月 >>
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
カテゴリアーカイブ
月別アーカイブ
最新記事