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日曜京都〜第34回マイルCS(GT)

先行馬が厳しいラップを刻むこと必至のマイルGTで逃げ切ることは至難の業。そう思って珍しくデータを調べてみると、昨年は春の安田記念も秋のマイルチャンピオンシップもそれぞれロゴタイプ、ミッキーアイルによる逃げ切りの決着だった。

もちろんマイルGTを勝った時点で勝ち馬たちは無条件に素晴らしいが、安田記念はモーリスという絶対的エースをマークするあまりの超スロー、しかも当のモーリスは海外帰りの不利でまったく精彩を欠いた2着があり、マイルCSは浜中騎手の「大失態」の騎乗で華やかなマイルGTに水を差す結果だった。つまり、「マイルGTを鮮やかに逃げ切るのは至難の業」なら正しいことになるだろう。

なぜ逃げ切りのことが気になったかというと、本命馬が逃げ候補のマルターズアポジーだったからである。5歳牡馬、武士沢騎手・・・人馬にとってアスリートとしての最重要なターニングポイントになりそうなレース、本来なら全力で応援したかった。しかし今は、ふつうの応援・・・要は評価を下げたのだ。

菊花賞のときにも、本命予定だったウインガナドルが想定以上に人気していて、実績がない逃げ馬が人気を背負わされるほどロクなことはないという理由で格下げし、予想、そして馬券的には大正解だった。今回のマルターズアポジーもあの菊花賞にオーバーラップする部分がある。だいたい逃げ馬に「オーバーラップ」なんてまったく不吉な用語である。

マルターズアポジーの父ゴスホークケンは、ストームキャット系の種牡馬バーンスタインの子で、父母両系統から早熟スピードタイプをだれでも連想するような血統背景にあり、事実2歳王者に輝いた以降はまったく記憶に残っていないほど成長を欠いた。

マルターズアポジーはゴスホークケンの子とは思えないほどの成長を見せたがすでに5歳秋。古馬、そして秋になっての成長力といえば、同じ5歳馬でもまったく印象が異なるステイゴールド産駒グランシルクの本格化を上位にとりたい。

前走の富士Sは不良馬場、重の巧拙云々以上の馬場悪化で、後ろから長い直線を追い込むグランシルクにとってはひたすらハードラックだった。しかし京成杯AHでは、2kgもらっていたとはいえマルターズアポジーを並ぶ間もなく差し切ったあの脚は、若いころから素質は間違いなかったグランシルクがどうやら本格化したと信じていいフットワークだったように思う。

ステイゴールド産駒だからアテにはできないが、GTを6つも勝ったゴールドシップあたりとは比較にならないくらい「堅実」なタイプ。今回はグランシルクを信じようと思う。

単穴はGT限定で絶好調のミルコ・デムーロとスプリンターズS連覇のレッドファルクス(父スウェプトオーヴァーボード)だが、この馬はスプリンターというより、(距離に対して)レースがスローに推移すれば猛烈な脚ですっ飛んでくる、少々珍しいタイプかもしれない。マルターズアポジーやステイゴールド産駒のウインガニオンあたりが引っ張るようだと、今年はレースが流れると思う。とすると、頭は厳しいかな・・・などと読むが、あとはGTだけは冴えるミルコがどんな采配を見せるか。

そして押さえは内のほう、4連勝で波に乗るサングレーザー(父ディープインパクト)、武豊からムーアへの豪華スイッチとなったエアスピネル(父キングカメハメハ)、ルメールのイスラボニータ(父フジキセキ)の人気勢はちゃんと押さえたい。

加えて穴っぽいところでは、最内枠を生かしてうまく立ち回ったときのブラックムーン(父アドマイヤムーン)は少し注目。意外と粘り強いダノンメジャー(父ダイワメジャー)あたりまで押さえたい。

直線バラける京都外回り向きではない気もするが、1400ならいちおう勝ち鞍があるしキャラクター的にはビリ→急上昇は十分ありそうなサトノアラジン(父ディープインパクト)もぜひ加えたい。

◎ グランシルク
○ マルターズアポジー
▲ レッドファルクス
△ サングレーザー、エアスピネル、イスラボニータ、ブラックムーン、ダノンメジャー
   
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