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日曜福島〜第54回七夕賞(GV)

いろいろなことがある。
W杯はいろいろあって、日本代表は惜しくもベスト8入りを逃した。そして西日本と北海道を襲った豪雨。被災された方々はほんとうにお気の毒様ですとしかいえないのだが、その「いろいろ」の中でもここで触れなければならない残念な事件が1つ起こってしまった。

個人的にも尊敬してやまなかった角居勝彦調教師の酒気帯び運転・逮捕の報道である。腹が立ちすぎて詳しいところまでは読んでいないが、事実関係はどうやら間違いないらしい。

角居調教師といえば、日本だけでなく世界のホースマンが目標に掲げる、まさに日本を代表するホースマンであることは間違いない。無名ホースマンならよいというわけでも、私のように無名人間ならよいというわけでもないが、日本のみならず、世界諸所のホースマンや競馬ファンを失望させた罪は大きい。

どんなに名馬を育て、どんなに名伯楽であったとしても、ファンや関係者が失望するような愚行を伴ったらダメである。若い人間ならまだしも、もう(競馬の世界では)先も長くないわけだし、自ら引退をほのめかすくらいなのだから、なんなら今すぐにでも免許を返上してさっさとおさらばすりゃあいい。

・・・とは、きっと誰も言わないだろう。事実、それでは関係者や競走馬に(さらなる)迷惑がかかってしまう。でもやっぱりどんなにすごい人間であってもエライ先生であっても、昨日今日のアンチャンみてえなことしてんじゃねえよこのクソが!と、せめて私は言っておきたい。

こんなことを書いてもきっと何のプラスにもならない。この気持ち、わかる人は少ないと思う。今までもいろいろな不祥事があった競馬会だが、それについて深く触れたことはたぶん一度もなかった。でも、角居先生だから、やっぱり言わなきゃダメなのだと思ったので、ちょっと汚いことばで申し訳ないが、今度ばかりは書かせてもらった。

いけない。思いのほか長くなってしまった。今週は穴屋にとっては重要なレース、ハンデの七夕賞が行われる。地元福島のファンのみならず、このレースを心待ちにしているファンは全国に多数いるはずである。私ももちろんそのひとりだ。

ダイワレーダース(でしたっけ?)が勝つまで、1番人気馬が26連敗だかなん連敗だかそのくらい波乱が起こりやすいレースである。ちなみにその間、(途中からではあるが)私も七夕賞は連敗続きで、現在も継続している。七夕賞の人気馬を上回ろうかという私の連敗記録もなかなかのものとはいえるだろう。

さて、今年は12頭と少々こぢんまりした出走頭数だが、しかしメンバーはやはり今年もまた混戦ムードばりばりである。しかも雨の影響で、馬場はすこぶるアヤシイ。前日正午30分過ぎ現在、芝コースは稍重で天気は小雨。おそらく午後には止み、明日はギリギリ良馬場で行われることになるだろう。

とはいえ、完全に回復しない芝コースで競馬が行われることになるから、開幕週とは打って変わった「パワーを要し時計がかかる良馬場」の前提で考察したい。

思い切ってメドウラーク(父タニノギムレット)から入る。この馬、とにかく道悪に良績が集中している。お母さんの系統の影響が強いとは思われるが、父方もブライアンズタイムの系統だけに、まあとにかく重苦しいタイプに出たのだろう。

前走米子Sは勝ち馬から「2秒」も捨てられた大差のブービー負け。しかし勝ったベステンダンクは5馬身もぶっちぎったコースレコードタイの大駆けだった。要は、勝ち馬だけが特別に強かったのだ。当時56kgだったメドウラークは今回54kg、穴をあける丸田騎手・・・天気は不安定なこの時期だけに、馬場の回復が遅れるようなことがあれば、チャンスはあると思う。

相手も人気薄。追い込んでくるバーディーイーグル(父ブライアンズタイム)にした。昨年、一昨年も同じような斤量で七夕賞をつかわれていたが、ここ2年は時計が速すぎた。2分くらいかかってくれると、メドウラークともどもチャンスがめぐってくるのだが・・・柴田善騎手とのコンビは「どうにかなったドモナラズ!」のイメージがオーバーラップする。

この時期、多少時計がかかるこういうコースではステイゴールド系の出番。人気でも53kgワンブレスアウェイ、逃げなくても競馬できそうな57kgマイネルミラノのステイゴールド産駒2騎は押さえる。

あとは、こちらも人気サイドのマイネルサージュ、サーブルオールのハービンジャー産駒2騎、そして内枠3頭からプラチナムバレット(父マンハッタンカフェ)、キンショーユキヒメ(父メイショウサムソン)、マイネルフロスト(父ブラックタイド)までは押さえたい。

人気薄2頭が軸なので、とにかく手広く買って拾いにいく。

◎ メドウラーク
○ バーディーイーグル
▲ マイネルサージュ
△ ワンブレスアウェイ、マイネルフロスト、キンショーユキヒメ、マイネルミラノ、プラチナムバレット

中京の別定GVプロキオンS(ダート1400)は、芝の新馬以来の実質初距離となるインカンテーション(父シニスターミニスター)に注目。この馬は深いダートが合わないだけに、道悪ならここはチャンス。同父のキングズガード、穴っぽいところでは1年ぶりとなる中京巧者ブライトライン(父フジキセキ)にも注目している。
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