2018年03月16日
土曜中山〜第32回フラワーC(GV)
実質桜花賞への最終便となるフラワーカップが中山内回りの芝1800m戦で今年も行われる。そうはいっても、キャリアの浅い牝馬を無理に桜花賞へ向かわせる必要はなく、オークスへ向けて・・・のステップを意図したレースチョイスともなりうるのがこのレースの特徴。そういう意味で、よく言えば馬券的妙味が高く先の可能性を広げる意味あるレースであり、悪く言えば中途半端な時期と距離・コースで行われるともいえる。
今年その中途半端なフラワーCで断然人気に支持されることになるのが、オルフェーヴル産駒のロックディスタウンである。先日二ノ宮(元)調教師が勇退され厩舎が解散した関係で、今後は二ノ宮厩舎に並ぶ名門の藤沢厩舎を引っ張る存在へと成長を期待されるロックディスタウン。
前走は同父ラッキーライラックが勝った阪神JF、人気ではそのラッキーライラックをやや大きく上回っていたからここでは当然ファンからの期待も大きい。何しろラッキーライラックのほうは桜花賞の揺るがぬ大本命の立場まで躍進を遂げている。体型こそ異なるが、父も美しい栗毛の馬体もラッキーライラックとそっくりなロックディスタウンへの期待が大きくなるのはよくわかる。
今回は相手が弱い(と思われる)ことに加え、オルフェーヴルとともに一時代を築いた池添騎手がルメールに替わって手綱を執ることも、オルフェーヴルのファンとしてはどうしても肩入れしたくなる要素。
ただし、である。もちろんオルフェーヴル産駒自体勝ち鞍が少ないこともあるが、池添騎手はまだオルフェーヴル産駒で勝ち鞍を挙げていないというのがおもしろい。何しろオルフェーヴルと池添である。あのオルフェーヴルの血が、そんなに簡単に勝たせるはずがない。あとわずかに足りない2着はこれでもかというくらいマークしているのに、勝ち鞍がないのはいかにも不思議。
藤沢厩舎の休み明けもそうだし、昨年の桜花賞は見事だったが、池添騎手はそもそもテン乗りでポンと結果を出すタイプのジョッキーではない印象がある。上で触れたローテーションも気になる。藤沢厩舎だけに、桜花賞はスキップしてオークス1本に絞っている可能性もある。正直、そんなに信頼できる1番人気ではないのでは・・・そんなスケベ心がどうしても芽生えてしまう。
それならば、同じオルフェーヴル産駒のモルフェオルフェにここは期待したい。フラワーCというと、昨年のファンディーナの印象もあるが、どちらかといえばキャリア豊富な馬のほうが好成績を残している印象がある。やはりトリッキーなコースだけに、ある程度キャリアを積んでいるほうが競馬はしやすい側面が確かにある。
前走は府中1400mの春菜賞を例によってかなりのペースで逃げて見せ場なく敗れた。しかし稍重の馬場をテンの2Fから11.3−11.4−11.1の流れはさすがに暴走だった。マイル戦にくらべてペースが速かった分少しかかり気味の逃げになってしまった。今回は2F延びるだけに、テンから飛ばす必要はない。マイペースの公算大。
負けはしたが、数字以上に大きく見せ、走りも最後まで力強かった。ロックディスタウンに注目が集まる中、同じ父を持つモルフェオルフェの大逆転に期待する。
相手はロックディスタウンと同じく阪神JF以来となるトーセンブレス(父ディープインパクト)にした。こちらも2戦目アルテミスSでは勝ったラッキーライラックを上回る1番人気だった。ただし前走は身体を大きく減らしてしまったのが大誤算。間をあけて立て直し成った今回は、ロックディスタウンと同等以上にやれる素質を秘めるとみる。
モルフェオルフェはスローで逃げるタイプではなく、これを追う組も比較的多い組み合わせ。差してくるタイプにも注目して、スーパーホーネット産駒ファストライフにも注目。坂は課題だが、血統的にこなして不思議ないし、そもそも差しに徹するクチだけに坂はむしろ歓迎の可能性が高い。
当然人気のカンタービレ(父ディープインパクト)とロックディスタウンは押さえが必要だが、渋りがちの中山では配合の妙がありそうなノームコア(父ハービンジャー)は警戒が必要か。絶好枠を引いたバケットリスト(父シンボリクリスエス)、中山実績あるメサルティム(父ディープブリランテ)あたりまで押さえる。
◎ モルフェオルフェ
〇 トーセンブレス
▲ ファストライフ
△ ノームコア、カンタービレ、ロックディスタウン、バケットリスト、メサルティム
今年その中途半端なフラワーCで断然人気に支持されることになるのが、オルフェーヴル産駒のロックディスタウンである。先日二ノ宮(元)調教師が勇退され厩舎が解散した関係で、今後は二ノ宮厩舎に並ぶ名門の藤沢厩舎を引っ張る存在へと成長を期待されるロックディスタウン。
前走は同父ラッキーライラックが勝った阪神JF、人気ではそのラッキーライラックをやや大きく上回っていたからここでは当然ファンからの期待も大きい。何しろラッキーライラックのほうは桜花賞の揺るがぬ大本命の立場まで躍進を遂げている。体型こそ異なるが、父も美しい栗毛の馬体もラッキーライラックとそっくりなロックディスタウンへの期待が大きくなるのはよくわかる。
今回は相手が弱い(と思われる)ことに加え、オルフェーヴルとともに一時代を築いた池添騎手がルメールに替わって手綱を執ることも、オルフェーヴルのファンとしてはどうしても肩入れしたくなる要素。
ただし、である。もちろんオルフェーヴル産駒自体勝ち鞍が少ないこともあるが、池添騎手はまだオルフェーヴル産駒で勝ち鞍を挙げていないというのがおもしろい。何しろオルフェーヴルと池添である。あのオルフェーヴルの血が、そんなに簡単に勝たせるはずがない。あとわずかに足りない2着はこれでもかというくらいマークしているのに、勝ち鞍がないのはいかにも不思議。
藤沢厩舎の休み明けもそうだし、昨年の桜花賞は見事だったが、池添騎手はそもそもテン乗りでポンと結果を出すタイプのジョッキーではない印象がある。上で触れたローテーションも気になる。藤沢厩舎だけに、桜花賞はスキップしてオークス1本に絞っている可能性もある。正直、そんなに信頼できる1番人気ではないのでは・・・そんなスケベ心がどうしても芽生えてしまう。
それならば、同じオルフェーヴル産駒のモルフェオルフェにここは期待したい。フラワーCというと、昨年のファンディーナの印象もあるが、どちらかといえばキャリア豊富な馬のほうが好成績を残している印象がある。やはりトリッキーなコースだけに、ある程度キャリアを積んでいるほうが競馬はしやすい側面が確かにある。
前走は府中1400mの春菜賞を例によってかなりのペースで逃げて見せ場なく敗れた。しかし稍重の馬場をテンの2Fから11.3−11.4−11.1の流れはさすがに暴走だった。マイル戦にくらべてペースが速かった分少しかかり気味の逃げになってしまった。今回は2F延びるだけに、テンから飛ばす必要はない。マイペースの公算大。
負けはしたが、数字以上に大きく見せ、走りも最後まで力強かった。ロックディスタウンに注目が集まる中、同じ父を持つモルフェオルフェの大逆転に期待する。
相手はロックディスタウンと同じく阪神JF以来となるトーセンブレス(父ディープインパクト)にした。こちらも2戦目アルテミスSでは勝ったラッキーライラックを上回る1番人気だった。ただし前走は身体を大きく減らしてしまったのが大誤算。間をあけて立て直し成った今回は、ロックディスタウンと同等以上にやれる素質を秘めるとみる。
モルフェオルフェはスローで逃げるタイプではなく、これを追う組も比較的多い組み合わせ。差してくるタイプにも注目して、スーパーホーネット産駒ファストライフにも注目。坂は課題だが、血統的にこなして不思議ないし、そもそも差しに徹するクチだけに坂はむしろ歓迎の可能性が高い。
当然人気のカンタービレ(父ディープインパクト)とロックディスタウンは押さえが必要だが、渋りがちの中山では配合の妙がありそうなノームコア(父ハービンジャー)は警戒が必要か。絶好枠を引いたバケットリスト(父シンボリクリスエス)、中山実績あるメサルティム(父ディープブリランテ)あたりまで押さえる。
◎ モルフェオルフェ
〇 トーセンブレス
▲ ファストライフ
△ ノームコア、カンタービレ、ロックディスタウン、バケットリスト、メサルティム
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投稿者:ASHIGE2|22:20
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