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土曜中山〜第67回日刊スポーツ賞中山金杯(GV)

あけましておめでとうございます。

今年も東西金杯からスタート。例年配当以上に難しい中山金杯のほうに今年もチャレンジする。

中山内回りの芝2000mというコースもそうならハンデ戦であることもそうだが、今年最大のポイントになりそうなのが、馬場。良馬場で行われることは間違いなさそうだが、昨年はホープフルSが時期を遅らせて行われた関係で、例年よりも半開催分多い。

近年どこの馬場も非常に時計が速く、タフな中山回りも徐々にスピード優先の馬場へと移行しつつあるが、さすがに昨年ラストの開催では、馬場バイアスは明らかにパワータイプに傾いていた。特に、本来有利なインコースがまったく伸びない難しい馬場で行われた印象が残っている。

少し間が空いてどこまで馬場が回復しているのか、それとも今年は馬場が回復せず、昨年末に引き続きインコースが伸びないコース設定になるのか、この点がまずは難しい。当日の馬場状態のチェックは必須だろう。

昨年末の印象をヒントに考えると・・・いちおうここでは「インはやっぱりダメ」という想定で話を進める。要は、最後の坂でガラッと入れ替わるハンデ戦特有の競馬に期待する。57kgマイネルミラノ(父ステイゴールド)が引っ張る流れか・・・柴田大知騎手が乗るならスローには落とさない。

追い込んでくる56kgのケントオー(父ダンスインザダーク)6歳馬に期待したい。このブログでも何度かケントオーを本命に推した記憶があり、そのときにも言った記憶があるが、この馬は血統が示すとおり、マイル向きの馬では決してない。事実、距離が延びてむしろ末脚が鋭くなってきている印象がある。

トウカイテイオーの肌にダンスインザダークだから、距離はともかく馬場は多少タフなほうがいい。決め手にはやや欠けるが、条件は一気に好転しそうな気配はある。あまり難しいことを考える必要がない立場の勝浦騎手は怖い。

相手は55kgフェルメッツァにした。この時期の中山は2戦2勝。例年とは馬場が異なる危険もあるが、トニービンの肌にディープインパクトという配合には似つかわしくなタイプだけに、パワー重視の今の中山が合うのは納得。田辺騎手はこういう大混戦で一発がある。

ずっと本命にしようと考えていた54kgデニムアンドルビーも、ディープインパクト産駒の、しかも牝馬にしてはタフなコースが合う。阪神内回りが大得意であるように、ほかが止まる展開になれば一発の魅力はまだまだ十分。大ベテランの復活にも期待したい。

あとは人気どころ、大器セダブリランテス(父ディープブリランテ)は55kgだけにこのメンバーなら・・・の期待は大きい。ただし、ハンデが前走より1kg重くなるのが懸念材料か。タフな馬場は間違いなく合う。ここまでが主力。

同じく中山内回りコースは得意な56kgウインブライトは怖いが、最内枠で先行しなければならないのがイヤ。それならば同じステイゴールド産駒の上昇馬55kgレアリスタを上位にとる。

あとは、トリプルワウの一族だけに距離延長は歓迎できないが、乗っている人が無類の中山内回り巧者だから買わなければならない56kgダイワキャグニー(父キングカメハメハ)、つかみどころがないブラックバゴ(父バゴ)、穴っぽいところで蛯名騎手のアウトライアーズ(父ヴィクトワールピサ)まで押さえる。

金杯が当たった年はなぜかその1年はボロボロの結果に終わることが多いが、ケントオー→フェルメッツァで決まる3連単ならもう今年はプラスが決定したようなものである。まさに今年の命運がかかる中山金杯である。

◎ ケントオー
○ フェルメッツァ
▲ デニムアンドルビー
△ セダブリランテス、レアリスタ、アウトライアーズ、ブラックバゴ、ダイワキャグニー
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