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3強ストーリー第四幕「第147回天皇賞・春」他〜ちぎらぁ!





天皇賞である。
ということは、もちろんゴールドシップが4つ目のGTタイトル奪取に向け、とにかく隙がない状態で臨んできそうというのが何よりも楽しみな、古馬戦線春の大一番である。

ただ、ゴールドシップという実におもしろいキャラクターの名馬は、基本的に性格の面ではかなり隙があるタイプである。
そして、競馬の内容を見ても、歴戦の古馬がどうしてあんなにロスの大きな競馬に簡単に負けてしまうのかと思うくらいに、チャンピオンホースとしてはあまりにも隙が大きい内容である。

幸い開幕週の京都の芝コースを見る限り、何の問題もない素晴らしい馬場状態であったが、しかし昨年もそうだったように、天皇賞の週には驚くような高速馬場が出現したこと、これだけが本当に心配である。

まあ、昨年の場合は、開幕週がいきなり道悪の競馬だったから、天皇賞の週に突然高速馬場になったのかどうかはわからない部分もあるが、しかし、近年のGTウィークの急激な高速馬場の出現の例から見ても、今週ももしかしたら・・・という思いはある。

幾多の名馬の背中を知る武豊騎手をして「こんなに道悪が上手い馬は他にいない」と言わしめるほどの道悪巧者だったメジロマックイーンを祖父に持つイメージからか、道悪は皐月賞の「稍重」しか経験がないにもかかわらず、ゴールドシップはなぜか「道悪は上手いが高速馬場はニガテ」という説もささやかれている。

実際、昨年のダービーの高速馬場には、ゴールドシップ自身かなり堪えていた印象もあった。
それは、馬場だけではなく、身体のつくりが多少硬く映ったから、よけい馬場の硬さに苦しんだイメージは確かにあった。

しかし、夏を超えて完全なステイヤーの馬体へと成長を遂げたゴールドシップは、春先に比べてはるかにトビが大きくなり、まるで(ある部分だけは)ディープインパクトを彷彿とさせるような、そしてだれよりも祖父メジロマックイーンにより近づいたダイナミックな走法へと大きく変貌していた。

そして現在に至ったゴールドシップであれば、おそらく「普通の高速馬場」であればまったく問題ないと思われる。
よほど仕掛けどころを失敗しない限り、体調が普通でさえあれば、前を捕まえられないということはまずないはずである。

しかし、心配は「異常な高速馬場」になってしまうこと。
昨年の馬場からしてそうだった。
タフに走り続けてきたステイヤーたちが一度に何頭も故障してしまうような馬場にだけは、どうかなってもらいたくないと思う。

まあ、あの故障は馬場のせいではないとする意見も多いようだが、その前日の3歳500万クラスのスプリント戦が1分6秒台になってしまったり、準オープンが1分57秒台になってしまったり、あるいは当日、3歳未勝利のマイル戦が1分33秒1という、普通にオープンで十分通用してしまうような、誰がどう考えても「異常」と思われるような馬場にだけはなってもらいたくないと願う。




ということで、今回はオルフェーヴルが不在、しかも今の日本の競馬の芝3200mに適性のある馬などゴールドシップ、トウカイトリックの他にいるはずもなく、もちろんフェノーメノ陣営の勇気ある参加には拍手を送りたいものの、さすがにゴールドシップの優位は揺るがないということで、ついつい馬場のことが真っ先に不安になってしまったが、それ以外にも注目の重賞が行われるので、こちらについても少し触れたい。

その注目の重賞というのは、個人的に大好きなレースであるダービートライアルの青葉賞である。
こちらはダービーと同距離、同コースということで、注目を集めるGUである。

かつてはGV戦(上位3頭にダービーへの優先出走権が与えられる)として行われていたが、ここ数年はGUに格上げされた割には、ダービーへの優先出走権が「2着まで」と、枠の縮小が行われていることには注目しなければならない。

というのも、やはり「2着まで」というのは、「3着まで」という以上に陣営の仕上げも変わってくるからである――というのは実はコジツケであり、そういうことではなく、こちらは3着で馬券を押さえて的中させて手放しで喜んでいても、陣営は優先出走権を獲得することができずにガックリ肩を落としているという、悲喜こもごもがあるレースだからである。

だから、もし3連単を的中しても、3着に負けてしまった陣営を思いやって、青葉賞だけは的中しても喜びは心の中でかみしめるだけにとどめ、表情には決して出さないと心を決めて臨みたいと考えている!

・・・なんてこと言う前に、3連単になってから一度も青葉賞を的中していないというほうがずっとなんとかしたいと強く念じているのが本当のところである。

さあ、天皇賞に青葉賞、競馬はますます楽しくなってくる、そんな時期に差し掛かってきた。
あとは、どうか全馬が無事にゴールインできること、とにかくこれだけを願う。







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