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第30回フェブラリーS(GT)他2重賞〜Check them out!!!

今週も土日東西南で3重賞が組まれているが、馬券的には先週以上に非常におもしろい重賞3鞍ということで、先週は共同通信杯でいっぱいソンをしちゃったのを今さらながら後悔しつつ書く「ちぎらぁ!」である。

フェブラリーステークスはもちろん府中のダートのマイル戦で、ダート路線というとハイレベルな先行馬が多くいることから、このレースは比較的前が速くなりやすい。
スピードで押し切ってしまったメイショウボーラーやエスポワールシチー、トランセンドらがこのレースを優勝した過去は確かにあったが、印象としては、ホクトベガらが勝っていたGU、さらにその前の「フェブラリーハンデ」のころからこのレースは「差し・追い込み」が決まりやすいというイメージが強い。

もちろん、チャンピオン決定戦だからそんな印象だけで判断するつもりは毛頭ないが、ハンデ戦の難しい展開を読むのに比べれば比較的流れがつかみやすいGTのフェブラリーSであれば、そんな感じでまずはザックリとした感じでアプローチしようと個人的には考えている。

昨年は宝塚記念、菊花賞、有馬記念に並んで衝撃を受けたレースとなったジャパンカップダートの勝ち馬・ニホンピロアワーズがここには登録すらしていないことで、ここのコラムでもちょこちょこ言ってきたように、今年のフェブラリーSは大波乱の可能性もあるのではないかという、そんな予感がある。

最大の注目は、芝路線から殴り込みをかけるカレンブラックヒル。
あの走りからして、ダートを走って何の不思議もないが、フェブラリーSがGIに格上げされて以降、前走芝から転戦してこのレースを勝ったのは、岡部騎手のときだけは妙に走ったグルメフロンティア以外はなかったと記憶している。

カレンブラックヒルにとって、そのあたりがデータ的にはありがたくない材料ではある。
ただ、この馬はストームキャットが影響を与えている印象もあるから、その印象が正しいとすると、あながちチャンスがないわけでもない。

そして、路線で最大の上がり馬と目されるグランドシチーもカレンブラックヒル同様注目されるが、しかしこちらは現在のところ除外対象になっているだけに、出走できればチャンスも・・・という条件付きとなる。

そして前走のカペラステークスで完全復活を遂げたシルクフォーチュン、さらにはベテランのエスポワールシチー、そして芦毛のイジゲン、根岸ステークス2着のガンジス、ディフェンディングチャンピオンのテスタマッタ、崩れないホッコータルマエ、中央GT制覇の悲願をかけるワンダーアキュートなど、ハイレベルの大混戦であることは間違いない。

的中はおろか、絞り込むことさえ難しく感じられるメンバーだけに、ここは敢えて2頭軸の3連単で手広く買う作戦にしようかと思っている。


そしてフェブラリーSの裏開催は、馬券的にはフェブラリーよりもさらにおもしろそうなハンデGVの小倉大賞典である。
個人的に、なんと丸3年もローカルハンデ重賞を的中できていないという、本当にナサケナイ馬券を繰り返しているのだが、今年最初のローカルハンデ重賞ということで、ここは少し気合いを入れて臨みたい。


それから土曜の府中のメイン、1年でも五指に入るお気に入りレースとなっているダイヤモンドステークスが行われる。
こちらも小倉大賞典同様ハンデ戦であるが、しかしこちらはマラソンレース、府中の芝3400m戦という、最長距離の中山・ステイヤーズステークスよりも数段タフな競馬である。

ただ、昨年のように歩くようなスローペースになってしまっては興ざめもいいところ、いちおう天皇賞・春に向けてのステップレースなのだから、直線までじっと我慢させて・・・ではなく、フォゲッタブルあたりに強気に動いてもらって、見ごたえあるレースを期待したいものだ。

そしてマラソンレースといえばこの馬、昨年のステイヤーズステークスを優勝して今年は万葉ステークスをすでに使われていたトウカイトリックが・・・
あれ?今年は登録されていませんね・・・

まあ、まだGUを勝ったばかりだから、このメンバーだとハンデも相当見込まれることになりそうだし、何しろもう11歳、そんなにあせって「走破距離」を増やす必要もない。
現在のところデビューから160km(!)近くも走りに走ってきたこの記録はそうそう破られるものではない。
少しは暖かくなった阪神大賞典のころには、きっとまた元気な姿を見せてくれるだろう。

ということで、今週は見どころ満載、古馬たちのレースに注目である!




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