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第60回日経新春杯(GU)

今年で「還暦」を迎える日経新春杯、この伝統のハンデ戦も、その歴史とともに実にいろいろな競馬のドラマを目にしてきた。
中でも一番大きなできごとが、名馬テンポイントの非業の死であった。
「酷量」ということばでは言いつくせないくらいの「66.5kg」という、今ではちょっと考えられないような斤量を背負ったテンポイントの悲劇であった。

すでに生まれてはいたが、競馬のこともその他のほとんどのことも今以上に何も知らない幼児だか児童だかだった私が、リアルタイムでそんなことを知るはずもないのだが、しかしあれから30年以上も時を経てなお、現在に影響を及ぼし続けている日経新春杯(当時は「日本経済新春杯」)が、今年も厳寒の京都の芝外回りの2400m戦で行われることになる。

ちなみに「現在に至る影響」というのは、当時大スターであったテンポイントのレース中の骨折の原因が、寒さと雪、そして「斤量」であったとされ、それ以降そんなバカげた斤量を背負わせる考え方は排除される方向で斤量体系が整備され続けてきた歴史があるから。

で、今年の日経新春杯は、テンポイントのような大スターこそいないが、中長距離路線のこの時期のレースとしてはそれほどレベルは低くないのではないかという、小さいけれどけっこうなツブのそろったレースになりそう。
すでに発表されているハンデは49kg〜57.5kgまでと、ハンデ戦らしい上下差がある。
ただし、25頭がエントリーしているから、実際のレースではもう少し差が小さくなる可能性大。

57.5kgのトップハンデが見込まれているのが、ハンデ戦であることを除けばまったく同じ条件で行われた昨年秋の京都大賞典を大外一騎でぶっこ抜いたメイショウカンパク。
ただ、この斤量がメイショウカンパクにとって少しかわいそうと思えるのが、金杯を勝ったタッチミーノットや3着のジャスタウェイのように、「57kg」とか「56.5kg」といった、「次に続く斤量」の馬がいないということ。
力をつけたことは明らかだが、これはちょっと気の毒かなぁ・・・

だから、人気の面では、とてもディープインパクトの子とは思えないくらい奥ゆかしい成績の55kgダコールということになるのではないだろうか。

もちろん、ここを強い勝ち方で勝ちあがることができれば、春の大一番「天皇賞・春」で、変則三冠馬に挑戦できることになるはずだが、そのためには、古馬のレースだけに、急激な変わり身が必要となってしまうことにはなる。

ただ、やはり相当強い馬が早くも天皇賞出走を明言しているだけに、これに対抗できるレベルの勝ち馬を期待したいものだ。




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