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2023年10月05日

焼酎入り緑茶を控室に持参、委員会前に飲む

焼酎入り緑茶を控室に持参、委員会前に飲む 山梨県大月市議が辞職へ

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 山梨県大月市の亀井好延市議(68)が3度にわたり、市議会の委員会などに出席する直前に持参した焼酎入り緑茶を飲んでいたことがわかった。亀井氏は4日、辞職願を奥脇一夫議長あてに提出した。亀井氏は朝日新聞の取材に対して事実と認め、「酒の量は少しだったといえ、有権者の期待を裏切り申し訳ない」と語った。

 議会事務局や奥脇議長によると、亀井氏は9月22日、市議会決算審査特別委員会に出席するため市役所に登庁。その際に芋焼酎を入れた緑茶のペットボトルを自宅から持参し、休憩中に議員控室で飲んだ。飲み終えたペットボトルをごみの分別のために洗浄していた市職員が、強いアルコール臭に気づいたという。

 奥脇議長や市職員らは10月3日までに亀井氏から事情を2回聴取した。その結果、8月15日の議員定例懇談会と9月21日の決算審査特別委のそれぞれ直前にも同様の飲酒行為をしていたことがわかったという。

議長「政治の倫理としてあってはならない」
 市議会は10月4日、亀井氏が辞職願を出す直前に全員協議会を開き、亀井氏への事情聴取の内容を確認。来週にも開催が検討されていた臨時議会に辞職勧告決議案を出す方針で一致していた。奥脇議長は「市議会や市民に大変な迷惑をかける行為。政治の倫理としてあってはならない」と記者団に語った。

 奥脇議長によると、亀井氏は飲酒後の車の運転については否定し、「親族や同僚議員が送迎した」と話しているという。

 亀井氏は7月の市議選に無所属で立候補して初当選し、市議会では最大会派「大月の新しい風」に所属している。(池田拓哉)


タグ:飲酒
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