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杉田水脈議員「アイヌ民族衣装のコスプレおばさん」などの投稿、人権侵犯と認定

　自民党の杉田 水脈みお 衆院議員がアイヌ民族への差別的な投稿をした問題で、札幌法務局が「人権侵犯の事実があった」と認定していたことが分かった。人権救済を申し立てた女性らが明らかにした。認定は７日付。

杉田水脈氏
　対象は２０１６年にブログとフェイスブック、ツイッター（現Ｘ）に投稿された計３件。国連の会議に参加したアイヌの人々について「チマチョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさんまで登場。完全に品格に問題があります」などと書き、写真も添えていた。


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　会議に参加した女性が「明らかな侮辱で差別的な内容」として今年３月に救済を申し立て、今月１５日に法務局から報告があった。杉田氏に「アイヌ文化を学んで発言に注意するように」などと啓発をしたという。

　札幌法務局は「個別の事案には答えられない」としているが、杉田氏の事務所は取材に対し、「人権侵犯の事実があった」と法務省から連絡があったことを認めた。

　救済を申し立てた女性は「公的機関が人権侵害だと認めてくれたのは大きな一歩。差別の抑制などにつながってほしい」と話した。　
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