AOR好きの音楽日記、あと趣味

さて、一発目のアルバムを何にしようか迷いまいたが、私の原点であるこのアルバムからです。
キリンジと聞けば、相撲取りを思い浮かべる人もいるかと思いますが、違います。そっちの麒麟児ではなく、こっちのキリンジです。
キリンジといえば、今は解散してしまいましたが、元々は兄弟二人で結成されました。兄、弟ともに素晴らしい曲を作るのですが、兄の方がひねくれた曲が多い印象です。ちなみに、兄の曲の方が好みなのは内緒です。
それでは何曲かご紹介。

「双子座グラフィティ」
この曲は兄の星座の曲を、弟が作ったという曲です。
アルバム一曲目を飾るにふさわしいナンバーで、ギターのカッティングが気持ちいい曲です。

「野良の虹」
歌詞がえげつないです。「女の子のヒップ」で始まる曲なんてありますでしょうか。そういった歌詞をサラッと書いてしまう兄も兄ですが、サラッと爽やかに歌ってしまう弟も弟です。
そんな曲ですが、もちろんアレンジも良く、ギター、ベース、ドラム全て取っても最高です。

「雨を見くびるな」
美しいストリングスから始まり、曲の雰囲気と歌詞がマッチしています。

「甘やかな身体」
スローテンポな曲で一息つかせてくれます。音数こそ少ないですが、美しいメロディーでため息が出ます。
歌詞もなんだかエロくてグッド。

「ニュータウン」
このアルバムの中で一番好きかもしれません。
疾走感のあるドラムで、Aメロの「言葉、言葉、言葉、言葉」「君を、君を、君を、君を」でジャブを食らった後、サビのコーラスでノックダウンです。何が言いたいかと言うと、最高です。

「汗染みは淡いブルース」
少しラテンなんかを感じる曲ですね。ブラスとストリングスの絡みが気持ちいい一曲です。

「かどわかされて」
もしかしたらこの曲が一番かもしれません。気持ちの良いギターのカッティングと、素晴らしいメロディーが素敵な曲です。私もこの兄弟にかどわかされてみたいです（変な意味じゃなく^^;）。

ということで、一部の紹介になりましたが、とても素晴らしいアルバムです。ファーストアルバムでこれとは考えられないです。その後も良いアルバムをたくさん排出するキリンジですが、やはりこのアルバムが私の原点だと思います。
そしてこの時に、冨田恵一というこれまた大きな存在に出会います。ですが、そのことはまた今度話したいと思います。
という訳で、オススメの一枚でした。

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