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2022年03月10日

南座「三月花形歌舞伎」 その2

こんにちは!

京都南座で公演中の「三月花形歌舞伎」の午後の部がどうしても観たくなったので、行ってきました。
ダブルキャストなので、役者さんが変わるとどんな風になるのか楽しみです。

番町皿屋敷」の青山播磨を中村橋之助さん、腰元お菊を中村米吉さんがじられます。
役者さんが変わると役の解釈が変わり、同じ内容であっても違って見えるところが面白いです。
今回特に印象に残ったのが、お菊がわざと皿を割ったことが播磨に伝わり、播磨がお菊に皿を箱から出すように言い、皿を割っていくシーンでした。

午前の部の中村壱太郎さんのお菊は、1枚目はなぜそんなことを言うのかと不思議に思いながらお皿を出しましたが、播磨が割ったことでお皿が大事なのではないことを悟り、1枚づつ出すごとに自分の運命を悟っていったように思えました。
4枚割り終えた後、播磨がお菊に対してどんなに愛していたのかを伝えるシーンでは、もう殺されることを覚悟している心情が伝わってきました。

午後の部の中村米吉さんは、1枚目は同じなのですが、2枚目以降は播磨が怖いと思っている感情だったように思います。
粗相でお皿を割ったといった時は優しく許してくれたのに、わざと割ったと分かったとたんにあんな風に怒り、残ったお皿を次々と割っていく様をただただ怖い思いで見ていたように感じました。
そして、割り終えた後の播磨のセリフでどんどん自分の運命を悟り、播磨によって命を絶たれるのならという、思いに代わっていったのだと思います。

他でも違いはあるように思うのですが、この場面が一番鮮明に残っているシーンです。
もしかすると、それぞれの役者さんはもっと違った思い出演じられているのかもしれないですが、手の震え方やお皿の置き方なので伝わってくるものが違ってきます。

またいつか、違う役者さんの「番町皿屋敷」が観てみたいです。

芋堀長者」は、今回も楽しい作品でした。
緑御前と友達治六郎が前回と変わっていましたが、主役である芋堀藤五郎の坂東巳之助さんのお芝居と踊りが見事で、コロナ過でなければ、客席も一緒におどっているのではと思うほどです。

今回は初めて三等席からの観劇でした。
チケット代が高いので(一等席11,000円・二等席6,000円・三等席4,000円・特別席12,000円)、一番安い席を購入。
どんな感じなのかとドキドキしながら席を探すと、確かに舞台からは遠いところですが、全体が見渡せるのでなかなかいい席ではありました。
三階席から.jpg


ご挨拶もそれぞれのコンビが面白いです。

午前の部の中村米吉さんと中村橋之助さん米吉・橋之助.jpg


壱太郎・隼人.jpg午後の部の中村壱太郎さんと中村隼人さん
(三階からなのでかなり小さいです)


今週日曜日に千秋楽を迎える「三月花形歌舞伎」。
当日券もあるそうなので、三等席でも十分楽しめるので、一度足を運んでみてはいかがでしょうか?
南座2.jpg南座1.jpg


くも

♯南座で歌舞伎


















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