今日は穏やかな晴れの日です。
今週末はかなり気温が上がって、春になるようで、待ち遠しいです。
コロナで泣ければ、お花見がしたくなる、そんな感じです
先週の土曜日に京都の南座に歌舞伎鑑賞に行ってきました。
今月は「花形歌舞伎」と言って、若手の役者さんが中心です。
演目は「番町皿屋敷」と「芋堀長者」の2作品で、午前午後のダブルキャストとなってます。
「番町皿屋敷」というと、怪談ものと思われる方が多いですが、こちらの作品は恋愛ものです。
旗本の青山播磨と腰元のお菊の身分違いの恋物語が、悲しい結末となっていきます。
お菊の播磨を信じたいが、本当に自分のことを好きでいてくれるのだろうかと、疑いたくなる気持ちもわかるし、播磨の心からお菊を愛し、信じていたのに、裏切られた苦しい胸の内もわかるので、観ていて本当に悲しい気持ちになりました。
「芋堀長者」はコミカルな舞踊劇です。
松ヶ枝家の息女・緑御前に恋した芋堀藤五郎が婿選びの舞の会に、踊りの名手と偽って参加。
舞の名手の友・治六郎が面をかぶって、藤五郎に代わり舞を披露します。当の藤五郎は舞を舞うことが出来ず、とうとう芋堀の踊りを披露することに。
こちらはコミカルで楽しい作品です。
主人公の藤五郎は坂東巳之助さんが午前・午後共に演じております。
巳之助さんの御父上の坂東三津五郎さんが、復活させた作品であり、藤五郎はその時に三津五郎さんが演じられた役でもあります。
拝見したことがないので、御父上の三津五郎さんの演じられて「芋堀長者」が観てみたいと思うほどの楽しい作品です。
「番町皿屋敷」の午前の部では、青山播磨を中村隼人さん・お菊を中村壱太郎さん、午後の部では、青山播磨を中村橋之助さん・お菊を中村米吉さん、午前午後とも放駒四郎兵衛を坂東巳之助さんが演じます。
「芋堀長者」は午前の部、緑御前を中村米吉さん・腰元松葉を中村壱太郎さん・魁兵馬を中村隼人さん・友達治六郎を中村橋之助さんが演じ、午後の部では、緑御前を壱太郎さん・腰元松葉を米吉さん・魁兵馬を橋之助さん・友達治六郎を隼人さんがそれぞれ演じます。
いつもの歌舞伎公演とは一味違い、本編上演前にあいさつとして、午前の部では中村米吉さんと中村橋之助さん、午後の部では中村壱太郎さんと中村隼人さんが、担当します。
素顔で出てきてくれるので、そこも見どころです。
SNS上で質問を受け付けていて、そちらも答えてくれます。
写真撮影も出来るのも、ほかの公演とは違う部分です。
一部宣伝なんかもしていましたが(笑)
主演と務める5人の役者の他にも、若手役者さんが共演しています。
橋之助さんの弟の中村歌之助さんや上村吉太朗さんです。
その他にも先輩役者さんたちが脇を固め、盛り上げてくれています。
古典歌舞伎公演も緊張していてよいのですが、今回のような公演は肩ひじ張らずに、だれもが観れるのではないでしょうか?
はじめての歌舞伎鑑賞にはうってつけではないかなと、個人的には思っています。
言葉などが少し現代語と違うのでわかりづらいところもありますが、イヤホンガイドをレンタルすると、要所要所で説明してくれるので、置いてきぼりにはならないです。
気になる方は京都南座へ行ってみてください。
当日券もあるようです。
YouTubeでもダイジェストを公開してます。
南座「三月花形歌舞伎」
こちらもチェックしてみてください。
それから、毎日講演後の18時30分からインスタライブが配信されてます。
京都南座インスタグラム
♯南座で歌舞伎
午前の部だけでしたので、明日午後の部を堪能しに行ってきます。
また違ったお芝居が観られるのではと期待しております。
感想はまた次回です。
くも
よかったら、こちらの記事も読んでみてください。
三月花形歌舞伎「番町皿屋敷」
三月花形歌舞伎「芋堀長者」
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