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江角マキコ「ショムニ」ミニスカッと１０年ぶり痛快復活

女優の江角マキコ（４６）主演で大ヒットしたフジテレビ系ドラマ「ショムニ」が１０年ぶりに復活することが２０日、分かった。７月に始まる連ドラ（水曜・後１０時、正式タイトル未定）で江角の主演続投で再開するもので、他の女性キャストは一新。「女子社員の墓場」に追いやられたショムニたちとエリート女性軍団との対決も出てくるなど痛快さもスケールもパワーアップする。ミニスカの制服姿も“健在”で江角も「新メンバーとショムニの世界観をつくり上げていく」と早くも当たり役の坪井千夏になりきっている。

役に立たない“ゴミ社員”たちが集められた「庶務二課」を舞台に江角演じる何事にも大胆な坪井千夏を筆頭に、個性的なメンバーたち。時に会社をも揺るがす痛快さが受けて大ヒット。９８年放送初期には最高視聴率２８％（ビデオリサーチ調べ）を超えた人気作が１０年ぶりに帰ってくる。

今さらなぜショムニ？という声も出そうだが、発想は逆。「今の時代だからこそ、会社組織を舞台にした痛快コメディーが必要。あえて復活させた。こびずに言いたいことは言うカッコ良くて男勝りな振る舞い。そんな雄姿を今こそ届けたい」と企画の石井浩二氏。

第１話では、かつて会社を救った後に退職、１０年間消息を絶っていた“飲む打つ買う”で天下無敵の肉食系女子、坪井千夏が会社に再び姿を見せるところから始まる。会社の合併、買収で送り込まれたエリート女軍団ＶＳゴミ集団との激しいバトルも出てくる。いまの会社によくある問題点を積極的に取り入れるという。

当たり役に再挑戦する江角の意気込みも半端でない。「厚生労働省によると一昨年の女性社員の平均年齢は３９・９歳で平均勤務年数は９年。今や寿退社は死語で結婚しても辞めないＯＬは冷静に現実を見つめています」といい「ここ数年、新聞を開けば低迷、閉塞感という力ない言葉を目にしていた」と千夏的目線も持ち続けていた様子。

さらに「アベノミクスで日本経済復活の兆しがうかがえる今夏にドラマの復活。皆さん『平成の無責任女、坪井千夏』にお任せください。新メンバーも存分に力を発揮し一緒に世界観をつくり上げていく」と力強いコメント。この１０年の間に２児を出産した江角だが美脚を披露するおなじみのミニスカ制服姿も、もちろん復活する。

◆ベッキー、本田翼らが新メンバー　一新されるショムニのメンバーは５人の個性派だ。ベッキー（２９）がネット関連にやたら詳しい頭脳明晰（めいせき）な三波まどか役。本田翼（２０）が棒高跳び選手としてスポーツ入社したもののパッとせず。デジカメで何でも記録を撮りたがるイマドキ風の円山詩織役。

さらに報知映画賞など昨年度の映画賞を“総なめ”にした演技派、安藤サクラ（２７）も登場。気配を消して人の背後から社内のうわさ話を入手する謎の女、安倍麗子役。小悪魔のムードを漂わせる恋多き女、小島美鈴役を森カンナ（２４）。軽妙な演技が持ち味の堀内敬子（４１）が健康オタクで超おしゃべりな福田益代を演じる。