大図鑑に載ってないクワガタたち(主に)


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Prosopocoilus属 その4(L〜P)
(tkyk4 at 04/09 21:59)
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頭部・前胸はやや幅広、複眼下の膨らみは弱い。
小型個体の区別は難しく、顎がやや長い、頭部・前胸が細い、体色が暗い単色、などで見分けられる。


Prosopocoilus maclellandi crenulidens (Fairmaire,1895):173 [Cladognathus crenulidens]
N.Vietnam,中国(広西壮族自治区,雲南省) [Lang-Song,Tonkin].
=Prosopocoilus chujoi (nec DeLisle) Misunuma et Nagai,1994:252,fig.322
=Prosopocoilus maclellandi miyashitai Nagai,2005:21-22,24,figs.11-12 [Ha Giang,northern Vietnam].

P.crenulidensは記載文からの同定が難しく、約100年前の研究者の同定を参考にして本個体群を当てました。
翻訳ソフトでうまく訳せないのですが、P.gracilisと比較されていて、顎付け根の内歯は大きくて平らでギザギザみたいです。
顎付け根の内歯が1本になるほど発達した個体は見たことがありません。
顎先端付近のへら状の内歯は小さく、頭頂部の突起は両端がやや後方寄り。
複眼下の膨らみは大きく、頭部・前胸は幅広で、胴体はやや大きい。


Prosopocoilus maclellandi chujoi (DeLisle,1964):41-43,fig.1 [Prosopocoelus chujoi]
S.Vietnam,S.Laos [Saigon,South Viet-Nam].
=Prosopocoelus inouei De Lisle,1964:42-44,fig.2 [Bobla,220km N.E. from Saigon,South Viet-Nam].

大型個体では顎先端付近の内歯が1本でへら状にならずP.jenkinsiiによく似た歯形になる。
中型では顎先端付近の内歯は小さなへら状で、中央部に細かい内歯を備える。
頭頂部の突起は横並びで中央付近に位置し、複眼下の膨らみは大きく、体型は俵型。


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