P.buddhaに似るが、大歯型は、顎付け根が張り出さず、顎は直線的で、顎中央部に長い板状のギザギザした内歯を備える。
過去記事で本種の中型と思われる個体とP.buddhaの比較をしているので参照してみてください。
[関連記事] P.debatissei & P.buddha kuijteniProsopocoilus decipiens (Parry,1864):31,fig.4 [Cladognathus decipiens]
Jawa,Halmahera(?) [Malabar].
=Prosopocoelus pasteuri Ritsema,1892:31 [Java].
ジャワの特産種。ハルマヘラはラベル間違いでしょう。
P.corporaaliに似るが、小型で、顎は細く、端歯から中央の長い内歯の間のギザギザの内歯は小さい。
頭部には山脈状の突起は見られない。
Prosopocoilus demeyeri Desfontaine et Moretto,2003:24
Congo,Central Africa,D.R. Congo,Cameroon [Congo,Ongoka].
P.alexandraeによく似るが、頭部は黒味が強く、複眼縁が大きく張り出す。
Prosopocoilus denticulatus (Boileau,1901):284 [Prosopocoelus denticulatus]
N.Vietnam,中国(広西壮族自治区,雲南省,四川省,チベット,海南島) [Tonkin,Bao-Lac].
=Prosopocoilus katsurai Fujita,2010:16,200,figs.609(1-3) [near Dong Van,Ha Tuyen,N.Vietnam].
日本ではP.crenulidensと同定されている種類です。
記載文を読むと、P.cilipesに近縁で、顎付け根の内歯は長くてシンプル、体色は赤味がかった暗茶褐色とあります。
「P.crenulidensはなんなのだ?」って話になりますが、それはまた後程。
Huang&Chen,2013では「P.katsuraiがP.crenulidensかも?」としています。
当方はP.katsuraiは本種の型と判断しています。
だいぶ前にP.denticulatusに雰囲気の違う
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