大図鑑に載ってないクワガタたち（主に）

大図鑑に載ってないクワガタたち（主に）

lotype　 Bartolozzi&Werner,2004より
9:G.sp.　Fujita,2010より

Ganelius madagascariensis (Castelnau,1840):175 [Eudora madagascariensis]
Madagaskar [Madagascar].
=Nigidius bucephalus (Dupont MSS.) Hope et Westwood,1845:7　[Manilla].

Nigidius属によく似ていて、通称「ニセヒョウタンクワガタ」。
混乱するので和名をほいほい変えるべきではないと思いますが、
ニセツノヒョウタン(Novonigidius)よりニセツノヒョウタンって和名が似合うようには感じます。

前胸中央部には凹みはなく、前胸上縁部は張り出さない。点刻が小さくて、全体的に光沢が強い。
♀の複眼縁は三角状。

Ganelius nageli (Kriesche,1926):385 [Nigidius nageli]
Madagaskar [Madagaskar].

新大図鑑ではG.oberndorfeiと同定されていますが、
G.oberndorfeiの同定をBartolozzi&Werner,2004を参考にして、
図示した個体をN.nageliと判断しました。（間違ってるかも）

♂はG.madagascariensisに比べて、複眼縁は前方にやや張り出し、内歯は四角状、体型はやや寸詰まり。
♀はG.oberndorfeiの♂に似るが、頭部は大きく、複眼縁は大きいものの突出は弱い。

Ganelius oberndorferi (Nonfried,1892):118 [Nigidius oberndorferi]
Madagaskar [Nossi-Bé,Madagascar].

Bartolozzi&Werner,2004を参考にして判断します。
図示されているのは♂で、
G.nageliの♀に似るが、頭部は小さくて、複眼縁は突出する。

Ganelius passaliformis (Benesh,1943):44-46, fig.5 [Nigidius passalifromis]
West Africa [West Africa].

Holotypeは♂で、
G.oberndorfeiに似るが、複眼縁はくびれず、前胸上部は前方に張り出さず、体型は寸詰まり。

Ganelius sp.
Madagaska