大図鑑に載ってないクワガタたち(主に)


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Odontolabis属 その2
(tkyk4 at 01/12 14:37)
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Kriesche,1926:383 [Sudstborneo].

強い光沢のある黒色の体色と、赤い腿節が特徴的な種類。
O.hitamに近い雰囲気ですが、
顎先端に内歯を持ち、顎中央の内歯の下〜顎付け根付近にかけて細かい内歯が並ぶ。
複眼横の点刻は荒く、頭頂部は扁平、複眼下の尖がりは大きくて鋭い。
前胸中央部はくびれ、前胸後方の湾入は大きい。


Odontolabis imperialis komorii Nagai et Tsukamoto,2003:2-5,figs.1-2
Philippines;Palawan I. [Mt.Trus Marias,vicinity of Bataraza,Palawan Province,S.Palawan Is.,Philippines].

パラワン島の特産亜種。
原名亜種と比較すると、顎先端の長い内歯はやや突出して、顎中央より下の細かい内歯はより顎付け根付近まで出る。
複眼下の尖がりの下側面はやや丸みを帯び、上翅の色はやや褐色。


Odontolabis katsurai H.Ikeda,1998:10-12,p.10-figs.3(a-b),p.11-figs.1-4
N.Borneo [Crocker Range,Sabah].

O.cypriに似るが、顎は長くて直線的。
複眼下は大きく尖り、頭楯は中央部がややくびれる。
上翅側面の黒帯は無い。


Odontolabis kirchneri Bartolozzi et Sforzi,1998:2-5,figs.1-5
W.Sumatra [Indonesia,W-Sumatra,Gunung Talang].

O.hitamに似る。
顎はやや長く、上翅は黄褐色。
前胸は後方に行くほどやや幅広くなり、頭部の点刻は細かい。
前ケイ節は太い。


2.jpg1:O.lacordairei 記載文の絵 Vollenhoven,1861より
2:O.latip
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