ベトナムの超珍品! P.cyclommatoidesの実物を見ることができたので、
記憶が鮮明なうちに書き留めておきます。
ついでに書いたことがなかったようなので、
P.guangxii(Kirchnerius guangxii)についても。
P.guangxiiはかなり特殊な形状をしていますが、
近縁種も含めると Prosopocoilus属の亜属程度が妥当と考えます。
そのようなわけで、ここではProsopocoilus属に含めておきます。
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Prosopocoilus simianshanus![3.jpg](https://fanblogs.jp/anotherstagbeetlesofworld/_pages/conv_default/file/3-7c111.jpg?maxwidth=40%25)
左:P.cyclommatoides Holotype Huang&Chen,2013より
中・右: P.cyclommatoides 中型と小型の模写
Prosopocoilus cyclommatoides (Lacroix,1978):273-276,fig.11 [Prosopocoelus cyclommatoides]
N.Vietnam [Tonkin,Tam-Dao,N.E.Hanoï].
P.guangxiiの中歯型に似るが、顎は直線的で、かなり大型。
ホロタイプでP.guangxiiのMaxサイズの57oで、60oちょっとの個体も得られているそうです。
(P.guangxiiの中歯は50o前後くらいまで。大歯は52oくらいから。)
本種の中型個体では顎中央の内歯が消失し、
小型個体では顎が幅広で付け根の内歯は発達します。
写真だけでは歯型以外はP.guangxiiと区別がつきにくいですが、
本種は前胸の厚みが薄く
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