Ceratognathus属の続きです。
Hilophyllus・Holloceratognathus・Mitophyllusの３グループについてです。

Hilophyllusは南米に分布するグループで、
Holloceratognathus・Mitophyllusはニュージーランドに分布してます。

MitophyllusはCeratognathusと区別する定義がいまいちよくわかりません。
Hilophyllusも分布域が離れている以外にCeratognathusと区別つきにくいです。
Paulsen & Mondaca, 2006によると前ケイ節の先端部が前方に膨らむようではあります。
Holloceratognathusは体型が細くて、ケイ節太いようです。


Hilophyllusグループ

１:C.argentinensis　Paulsen&Mondaca,2006より
２:C.maetinezi　Holotype　Paulsen&Mondaca,2006より
３:C.penai　Paulsen&Mondaca,2006より

Ceratognathus argentinensis Martínez,1981:13-19, figs. 1-2
Argentina, Chile [Argentina,provincia de Neuquén,Lago Curruhe Grande,extremo oeste].

体型は細く、前胸前方は切れ込む。触角のラメラは長い。


Ceratognathus martinezi (Paulsen et Mondaca, 2006):1-19,figs.3,14,18,21,24-25 [Hilophyllus martinezi]
Chile [CHILE ÑUBLE / Los Lleuques].

C.argentinensisに非常によく似ていて、肉眼での同定は非常に困難。
触角のラメラがやや長くて毛が多いこと、
前ケイ節の先端部がギザギザで接合部がギザギザにならないことで判別できる。
交尾器の形状もやや異なる。