大図鑑に載ってないクワガタたち(主に)


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Dynodorcusグループのオオクワガタ
(tkyk4 at 02/21 20:03)
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す。
♂は内歯がやや小さくて先端方向向き、顎の裏側付け根に毛が生え、前胸上縁部は張り出す。
大型の♂はD.antaeus似ですが、小型だとまったく違った感じになります。
特徴的にはD.yakshaに近いようです。
分布は南ベトナム〜中央ベトナム・ダナン、南ラオス。
野外では♂は得にくいようで、大型はまだ採集されていなかったような気がしました。


Dorcus sp.
[Distribution] Cambodia

カンボジアのカンポット辺りで得られるD.kamijouiに似た種類です。
D.kamijouiを小型にしたような感じで、やや光沢が強い以外は形状はほとんど変わりません。
しかし、D.antaeus・D.kamijoui・D.yaksha・D.sp.の交尾器を比較したところ、
肉眼で比較してもD.kamijouiとはまったくもって別種でした。
この違いで亜種とするならば、交尾器の違いの比較などまったくもって無意味といったほどの違いです。
素人目にはD.yakshaに似ているように感じました。
ちなみに、D.kamijouiは交尾器が異常なくらい巨大です。


Dorcus gracilicornis Benesh,1950:11-15,figs.3-4
[Type Locality] ARISAN,FORMOSA

台湾に分布するD.antaeusをちっちゃくしたような種類。
Huang&Chen,2013ではD.yakshaの亜種としています。
今回は独立種扱いにしましたが、種を分けるほどの違いはないと思います。


Dorcus gracilicornis ssp.
[Distribution] 中国(福建省,広東省,貴州省,海南島)

D.graciicornisは大陸からも得られています。
体型はやや幅広。
分けるほどではないかもしれませんね。


Dorcus yaksha Gravely,1915:422-423, fig.1
[Type Locality] E.Himalayas:Darjeeling District-Kurseong, Dafla Hills-Dikrang Valley
[sny] Dorcus tonkinensis Fujita,2010:19,254,figs.752
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