大図鑑に載ってないクワガタたち(主に)


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Eubussea亜属のネブトクワガタ +α
(tkyk4 at 02/18 19:04)
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numa&Nagai,1994より
下右:A.malapaensis F氏所蔵

Aegus grandis Deyrolle,1874:411-412,fig.6
[Type Locality] Timor,Malacca,Cambodia

基準産地はばらばらで、わからなかったから寄港した場所を記したのでしょうか。
分布はフィジーのヴィチレブ島。
完全大歯は顎中央まで内歯が上がってきますが、
旧大図鑑に図示された個体しか見たことがありません。
飼育では中歯までは出ているようです。


Aegus hyperpuncutatus Boucher,1996:135-140
[Type Locality] Lau Islands

分布はフィジーのタベウニ島・ヴァヌアレブ島・ラウ諸島。
A.grandisに近縁で、亜種とされる場合もあります。
大〜中型ならば内歯が顎付け根の1本しか生えないので区別は容易。
小型は顎がやや長くて直線的で、前胸はA.grandisが丸みを帯びるのに対して側面が直線的な台形。
頭部・前胸の点刻は荒い。
♀もよく似ますが、やや細身で、前胸側面は直線的。


Aegus malapaensis DeLisle,1967:531-532,fig.16
[Type Locality] I. Malapa (au sub-est de Guadalcanal, archipel Solomons)

マラパ島とガダルカナル島から得られます。
A.woodfordiに似るが、顎中央に1本・付け根に二又の大きな内歯を備える。
やや細身で、頭楯はU字状で小さい。
中型の歯型は中央の内歯は小さくなり、付け根の内歯は大型と同様によく発達する。
図示した♀はコロンバンガラ産ですが、本種と判断しました。
A.woodfordiと比較すると、2本の内歯は均等な大きさ、複眼縁は大きい、
前胸は後方に行くほど幅広になり、前胸後方はくびれる、体形は寸詰まり。

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