大図鑑に載ってないクワガタたち(主に)


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コツヤクワガタの仲間 (Odontolabis) その2
(tkyk4 at 02/09 16:02)
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前胸後方は湾入しない。


Odontolabis lecourti (Bomans,1997):29-30 [Chalcodes lecourti]
[Type Locality] Indonesie,S Sulawesi,region de Rantepao,Pulu-Pulu

プルプル・マッキ山・カンブソ山から得られる。
O.martiniiに似るが、やや小型で、体色は明るく、顎は貧弱な印象。
頭部はやや大きめで、前胸中央の凹みは弱く、上翅の光沢はやや弱い。
♀はやや頭部が大きく、顎は華奢。
マッキの個体群は体形がやや強壮。


Odontolabis nagaii H.Ikeda,1996:3-6,figs.1-2
[Type Locality] Pulu Pulu,South Sulawesi

プルプルから得られる超珍品。
絶滅したとは思えませんが、採集場所は開発で道路にされてしまったそうです。
O.martiniiに似るが、顎はやや太くて直線的で、付け根の内歯はより突出する。
頭部・前胸は黒色で光沢が強く、前胸中央部は凹まない。
上翅の皺は深く、色はにじみ出るような赤色で淵は黒っぽくなる。
胴体はやや大きめ
♀は胴体が長く、上翅の皺ははっきり出て、全体的に光沢は強い。
写真ではわかりにくいですが、上翅の色合いは♂と同様です。


Odontolabis sp.?
[Distribution] S.Sulawesi,Puncak Palopo

プンチャックパロポから得られた、O.nagaiiによく似た種類。
全体的な印象はO.nagaiiにそっくりですが、
顎先端の内歯はやや先に向き、付け根の内歯は若干突出が弱い。
顎はO.nagaiiが平面的なのに対し、顎両脇は反りあがる。
体型はぼってりしていて、上翅の皺はやや浅い。


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