2回目はスラウェシ島のコツヤ(Odontotyranus亜属)についてです。
分布は主に中央スラウェシ州西部と南スラウェシ州北部に集中します。
一部の種類は南スラウェシ州南部と南東スラウェシ州からも得られます。
今回は数種の不明種も図示しますが、当方が未見の不明種もいると聞いています。
飛ばないクワガタなので、標高差や独立峰や中央スラウェシ州東部などで新種が出てくるかもしれません。
※ Chalcodesと言う属名について。
Chalcodes属という属名はCalcodes属の間違えで付けられたました。
本来はChalcodesというスペルが正しいのですが、
間違ったスペルのCalcodesで記載されてしまったために Calcodesが正しい属名になります。
Calcodes Westwood, 1834:116,118
= Chalcodes Burmeister, 1847:357
type: Lucanus aeratus Hope, 1833
種名でも間違ったスペルで記載されたものを結構見るので注意が必要です。
例:Prosopocoilus maclellandi Hope,1842
P.macclellandiがスペルは正しいのですが、種名としては間違ってます。
↑
Dorcus antaeusの記載文を見ていたらP.macclellandi Hope,1842:83で合っているのに気がつきました。
すみません。
P.maclellandiという表記はHope,1843:364です。
上:O.alexsandrae,var.johani,中間個体
下左:O.baderi Mamasa
下右:O.baderi Mt.Makki
Odontolabis alexandrae (Ipsen,1999):6 [Chalcodes alexandrae]
[Type Locality] I
(C)F@N Communications, Inc.