大図鑑に載ってないクワガタたち(主に)


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コツヤクワガタの仲間 (Calcodes & Odontolabis) その1
(tkyk4 at 02/08 14:04)
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和名をコツヤと言われるグループについてです。(Calcodes, Odontotyranus)
1回目はCalcodes属とスラウェシ島以外のOdontolabis属のOdontotyranus亜属。
Calcodes属の特徴は小型で平らな体形。

※Odontotyranus亜属について
当方はOdontolabis属とCalcodes属を分け、Odontolabis属の中の和名をコツヤとされるグループにOdontotyranus亜属を当てています。
基準種はO.striatus。
ちなみにOdontolabis属とCalcodes属を一緒にまとめると、OdontolabisはCalcodesのシノニムとなります。
研究者によってはO.carinatusもコツヤのグループに入れたりもします。


1.jpg
左上:C.aelata 記載文 Hope,1833より
左下:C.aelata Malaysia
中(♂):C.aelata Malaysia, C.sp. W.Sumatra
右(♀):C.aelata Malaysia, C.sp. W.Sumatra

Calcodes aerata (Hope,1833):63 [Lucanus aeratus]
[Type Locality] India Orientali.(Tenasserim Coast)

Calcodes属の基準種。
分布はミャンマー南部、タイ南部、マレー半島、ペナン島、ボルネオ、ブングランブサール島。
最大33oと大型になり、本種のみ大歯型になります。
大型の短歯も出ますが、旧大図鑑に中間の中歯も図示されています。
短歯型は頭部の形状が下方が幅広いですが、大歯に推移していくにしたがって幅が狭くなっていくようです。
最少個体は10oで、その他のCalcodesと比べると、頭部は小さく台形状で、頭楯部は浅いU字に切れ込む。
前ケイ節は長くてやや湾曲する。
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