Allotopus属とMesotopus属が含まれます。
♀の形状によって分類されていると思われます。
Allotopus属は「オウゴンオニクワガタ」の和名のとおり、
金色をした特徴的なクワガタですので甲虫に興味がある人なら知らない人はいないんじゃないでしょうか。
Mesotopus属は強い光沢の特異な形状のクワガタで、
生きている成虫は振動する特徴があるのも有名です。
♀の形状はAllotopus属に似ていますが体にかなり厚みがあります。
また卵が緑色なのも変わった特徴です。
Mesotopus属については以前に少し触れましたが、もう少し掘り下げたいと思います。
![1.jpg](https://fanblogs.jp/anotherstagbeetlesofworld/_pages/conv_default/file/1-f0dc0.jpg?maxwidth=40%25)
左:A.rosenbergii 記載文の絵 Vollenhoven,1872より
中:A.rosenbergii W.jawa Fujita,2010より
右:A.rosenbergii C.Jawa,75mm
Allotopus rosenbergii (Vollenhoven in Parry,1872):81-82, fig.1 [Prosopocoilus rosenbergii]
[Type Locality] Java,interior(?)
発見当初はかなり驚かれたのではないかと予想できます。
それまでのクワガタ相とかなり異なるので、当初は木や植物と同時にシャムから移入された疑念も持たれたようです。
発見場所はBotanical GardenのBuitenzorgとあります。
現在はジャワの特産種として知られています。
顎が「く字」に曲がるのが特徴的で、小型では顎先端は鋭くて顎先で急激に内側に「く字」に曲がります。
唇中央が凹むことも本種の特徴です。
分布は西ジャワ〜中部のディエン高原あたりまで。
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