亜種ごとに様々な形態が見られるダールマンです。
インドネシア・マレー半島・フィリピンに分布し、
スラウェシ周辺の島からは亜種レベルの変異が見られる個体群も見られます。
代置種とされている種が大陸・台湾・ジャワに分布しています。
O.alcesを抜かしてしまいましたが、
前胸の形状からしても同グループと思われます。
今回は大歯や最大個体を図示してみました。
![1.jpg](https://fanblogs.jp/anotherstagbeetlesofworld/_pages/conv_default/file/1-7b6f8.jpg?maxwidth=40%25)
左:原名亜種 Fujita,2010より
左中:ssp.batuensis
右中:ssp.gracilis
右:ssp.simeuluensis
Odontolabis dalmanni (Hope et Westwood,1845):17 [Lucanus dalmanni]
[Type Locality] Tenasserim
[sny] Odontolabis pubescens (Blanchard) Parry,1864:76 [nomen nudum]
Odontolabis gracilis (nec Kaup) Didier,1932:41
分布はミャンマー南東部、マレー半島、タイ南部、スマトラ、ボルネオ、ラウト島、カリマタ島、ナツナ諸島、タレンパ島、シンケップ島。
O.dalmanniの中では本亜種のみ上翅が金毛に覆われる。(基本的に)
形状はssp.gracilisが一番近いですが、
顎が直線的で、複眼縁・前胸の形状で区別はできます。
複眼下の突起は半月を半分にしたような形状。
Odontolabis dalmanni batuensis Mizunuma in Mizunuma et Nagai,1994:14-15,228,figs.33(a, c, e), 176(12-15)
[Type Locality] Simuku I.
ニアスのすぐそばのシミック島から得られます。
ssp.gracilisによく似るが、
顎は細長くて湾
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