わかりません。
名前の有効性については「?」と思うようなことがたまに見られます。
たとえばMetopodontus属はProsopocoilus属と同時に書かれていて、
Metopodontus属の方が先に載っているのにProsopocoilus属のシノニムになっていたりとか。
Aegus exilis Nagai in Mizunuma et Nagai,1994:38,288,figs.549(1-4)
[Type Locality] Keningau,Sabah
A.parallelusに♂♀ともによく似ていて、シノニム処理されることもあります。
A.parallelusと比較すると、かなり小型で体色は赤褐色。
顎が細く、体型も細い。
♀も赤褐色の体色と細身な体形で見分けられます。
![2.jpg](https://fanblogs.jp/anotherstagbeetlesofworld/_pages/conv_default/file/2.jpg?maxwidth=40%25)
上:A.simplex F氏所蔵
下:A.amplus
Aegus simplex Nagai in Mizunuma et Nagai,1994:38,287,figs.544(1-4)
[Type Locality] Genting Highlands,W.Malaysia
マレー半島・ボルネオ北部から得られますが、かなりの珍品です。
なぜかシノニム処理されていたりしますが、
顎は直線的で太短く、眼上突起を欠き、頭頂に双山のコブが出ることで、
A.parallelusとは簡単に区別がつきます。
♀は不明と言ういことになっていますが、図示した♀を本種と同定しました。
かなり大きな♀で(真ん中の小型の♂と同じくらい)、
マレーから得られるその他の種類と比較しても本種しか当てはまるものがありませんでした。
Aegus amplus Nagai in Mizunuma et Nagai,1994:37-38,28,figs.546(1-5)
[Type Locality] Chiang Mai,N.Thailand
(C)F@N Communications, Inc.