和名ホソクワガタは 主にブラジルに分布しているノコギリクワガタを小型にしたような種類です。
(フェモラートゥスとティビアリスはアルゼンチンにも分布)
場所柄、日本では標本の入手が難しくて 独自での研究はかなり困難と思われます。
数タイプのグループに分けられますが、
分布のほとんどがブラジルで、似た種も多く分類が難しい種類です。
シノニムの中には同定間違いや別種のバリエーションとして記載されたものも多数見られます。
確実に分類するにはタイプ標本の再検討も必要でしょう。
本属のモノグラフはあまりないのですが、
Baba,2003(月刊むし:クワガタ特集号15)か新大図鑑が参考になるでしょう。
Lüderwaldt, 1935も多数の種類が掲載されていて、白黒ですが標本写真も見られます。
ただ、文献の入手が難しく、翻訳もけっこう大変です。
記事は数回に分けます。
まずはティビアリスやエレガンスなどのグループから。
![](https://fanblogs.jp/anotherstagbeetlesofworld/_pages/conv_default/file/511/MTEx.jpg?maxwidth=40%25)
上左:L.affinis 記載文の絵 Parry,1872より
上中:L.asketus Holotype Grossi,2009より
上右:L.assimilis Holotype Grossi,2009より
下左:L.constricticollis 記載文の絵 Heller,1924
下右:L.constricticollis Fujita,2010より
Leptinopterus affinis Parry, 1872:80,fig.5
[Type Locality] Brasilia merid. Apud fluvium Paranam
[sny] Leptinopterus pulchellus (Klug) Parry,1864:85 [Amer. merid.]. [nomen nudum]
Leptinopterus nitidu
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