大図鑑に載ってないクワガタたち(主に)


<<[*]前の記事へ  [#]次の記事へ>>

スラウェシ島とその周辺のネブト その1
(tkyk4 at 11/20 22:06)
[1/5ページ]
スラウェシ島やその周辺地域からは現在までに20種類を超えるネブトクワガタが記載されています。
中には分類のはっきりしない種類も含まれています。
量が多いので3回に分けて記事にしようと思います。

不明種もいくつか確認されていますし、
調査の進んでいない 中央スラウェシ州東部のルーク付近辺りでも新種が発見されるかもしれません。




上:A.acchusi 大(Paratype)・小
中:A.semicircularis 飼育品
下左:A.semicircularis Selayar Is.
下右:A.semicircularis Kabaena Is.


Aegus acchusi Sakamaki,2006:77-79,figs.1-2
[Type Locality] Latimojong Mts Reserve,S.Sulawesi

アッチョスネブトはセミキルクラリスを大きくしたような種類です。
大型個体ならば見分けるのは大型で体も幅広なので区別は簡単ですが、
小型だとセミキルを相当見ていないと区別は難しいかもしれません。
一応 歯型も異なります。
南スラウェシ州のラティモジョン山の1000m付近でのみ得られ、
採集に行かせると割に合わないそうで 出回っている標本は記載時の時の採集品のみです。
逆に言うと 在庫がなくなると入手が非常に困難になります。

Aegus semicircularis Schaufuss,1887:119
[Type Locality] -

南スラウェシ州南部とカバエナ・スライヤルから得られます。
また本種そのものの個体群がアンボン産としてまとまって入ったこともありますが、
ラベル間違いの可能性が高いと思わ
[6]次ページへ>>

右斜め下コメント(70)
右斜め下トラックバック(0)

<<[*]前の記事へ  [#]次の記事へ>>

0目次