きます。
顎は直線的なのですが、ママサのフロンタリスも同じような歯型になります。
上:A.puncakensis S.Sulawesi(ギネス個体),N.Sulawesi(F氏所蔵),S.E.Sulawesi
下:A.punctithorax 記載文の絵(Hellar,1900より),C.Sulawesi(ギネス個体),N.Sulawesi
Aegus puncakensis Nagai in Mizunuma et Nagai,1994:33,283,fig.512(1)
[Type Locality] Puncak,palopo
名前の通り プンチャックパロポから得られる種類なのですが、
同じ場所からフロンタリスも得られるので紛らわしいです。
顎はやや短くて湾曲し 内歯の発達は悪く、体形はやや寸詰まりで幅広なことで見分けられます。
小型個体では顎が平べったくなります。
南東スラウェシの個体群は 大型で顎が長く 体形も細身ですが、
交尾器はプンチャックエンシスと同じだそうです。
北スラウェシの個体は上の1個体しか見たことはありませんが、
違いは見られるものの プンチャックエンシスによく似ています。
北と南東スラウェシの個体群は亜種にすることも可能かと思われます。
Aegus punctithorax Heller,1900:19,fig.8
[Type Locality] Celebes centralis,lacus ,,Matanna'
形だけ見るとフロンタリスなどに似ていますが、
ケイ節や腹部・胸部などが鮮やかな赤色になることで簡単に区別できます。
北スラウェシ産は非常に稀なようで1個体しか確認できていません。
やや細身で細長い印象です。
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