南アフリカのケープ州にのみ分布する 非常に特異な属のクワガタです。
1番新しく記載された エンドロエディ以外は新大図鑑でも見ることができます。
ハワイハネナシなどと同様に 後翅が退化していて飛べないクワガタです。
全種を確認したわけではありませんが、
見た種類(C.westwoodi)では非常に小さく退化した後翅が確認できました。
クワガタでは唯一 サイテス(V類)に入っています。
V類なので許可証さえ下りれば 採集や飼育も可能なはずです。
ただ 現地では環境保護が厳しいらしく
政府からの依頼でもなければ生態調査などは難しいでしょう。
こっそり持って帰ってこれたとしても
サイテスに入っているため 日本の税関でも厳しくチェックされるようです。
どんな種類でも標本は入手困難で ほとんどはヨーロッパからの出物です。
1:C.barnardi Mizunuma,2000より
2:C.berrisfordi Websiteより
3:C.cameroni Fujita,2010より
4:C.cassoni Mizunuma,2000より
Colophon barnardi Endrödy-Younga,1988:385,410
[Type Locality] Leeuw River Peek,Swellendam
ツンベルクに似るが、 顎は細く 前ケイ節の湾曲は弱い。
ただ ツンベルクの記載文の絵は本種にそっくりです。
Colophon berrisfordi Barnard,1932:20
[Type Locality] -
キャメロンに似るが、 顎は強壮で先端は内側に湾曲する
内歯は先端寄り 体形は細長く 前ケイ節
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