大図鑑に載ってないクワガタたち(主に)


<<[*]前の記事へ  [#]次の記事へ>>

デハーン・ホソアカ と よく似た近縁種?
(tkyk4 at 09/20 21:32)
[1/3ページ]
デハーンはボルネオから記載された種類で、 中国・台湾・ベトナムのトサカホソアカやフィリピンのズベールホソアカやシムルエ島のシムルエホソアカに近縁な種類です。
頭楯が立板状になるのが特徴的な種類です。
種名は 「dehaani」 とされる場合が多いですが、
「dehaanii」 が記載文どおりとなります。

分布はカリマンタン・マレー・スマトラ・ニアス。
マレー領のボルネオ北部からの個体は見たことがありませんが、
サラワクあたりならいるかもしれません。
カリマンタン以外はほとんど採集されていないようです。

シノニムとされるアフィニスのタイプにはズベールも含まれているようです。
レクトタイプ指定をしても 結局はデハーンかズベールのシノニムとなってしまうのですが。
[関連記事]
Cyclommatus affinisについて

シンタンエンシスは頭楯が三角状になるのが特徴です。
デハーンなら立て板状になるであろうサイズでも 三角状で立て板の痕跡も見られない個体もいるのですが、
デハーンの変異の一環とされています。

Taroni,1998では よく似た種類 2種のパラタイプが図示されています。
Lacroix氏のタイプラベルが付いているのですが、
記載はされていません。
正確には不明種となるのですが、
解り易くするため タイプ標本の種名を引用しています。





Cyclommatus dehaanii (Westwood,1841):124 [Lucnus DeHaanii]
[Type Locality] Borneo
[sny] Lucanus (Cyclophthalmus) metallifer (nec Boisduval) Hope et Westwood, 1845:5
Lucanus rangifer (nec Schnherr) Westwood, 1848:21, pl.10, fig.2
Cyclommatus affinis Parry,1864:40-41 [Borneo et Ins. Phil
[6]次ページへ>>

右斜め下コメント(3)
右斜め下トラックバック(0)

<<[*]前の記事へ  [#]次の記事へ>>

0目次