北東ラオスから得られたカスタノプテルスについてです。
2♂のみしか確認できていませんが 亜種レベルの違いがありそうです。
2♂とも北東部のサムヌア周辺から得られているのですが、
他の種分布のしかたを考えるとタイのナン辺りまで分布しているかもしれません。
採集数がかなり少ないのですが、
採集している標高があっていないのか
もしくは発生時期が少し遅いのかもしれません。
ラオス産および周辺地域の亜種の特徴は下記に載せておきます。
ちなみに、新大図鑑のベトナムの黒いエロンガトゥルスは同定間違いで
不明種になります。
Neolucanus castanopterus ssp.
[Locality] N.Laos
N.E.Laos
フラビペンニスに似ていますが、
前胸後方はあまり幅広くならず、 光沢は強め。
前ケイ節はやや長くて、 中・後ケイ節は太い。
Neolucanus castanopterus flavipennis Boileau,1914:105-107,fig.1 [Neolucanus flavipennis]
[Type Locality] Birmanie
左:記載文の絵 Boileau,1914より
右:N.Thailand Fujita,2010より
ミャンマーから記載された亜種で、
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