ラオスから記載されたアクミナートゥスの代置種と思われる種類で
北〜南ラオス・北〜南ベトナム・北タイから得られていて分布は広いです。

北タイから得られた個体は1頭しか確認できていませんが、
小型の割にはしっかり形が出てて面白いです。
前胸の点刻も荒い？
他の産地の小型個体も20頭は見ましたがこのような個体はいませんでした。

旧大図鑑に出ているパラタイプを見ると
複眼下の形状が独特で　前胸上縁部は切れ込みませんが、
複眼下が山の様に膨らんだり　前胸上縁部が切れ込む個体もいます。
大型個体でそれぞれの特徴が混ざった個体も見られるので、
サイズによるものではなく　個体変異の一部と思われます。


Aegus rondoni Bomans,1971:77
[Type Locality] Laos,Houei Khong(région Sud la valée du Mékong)

Paratype　Mizunuma&Nagai,1994より

左：N.Thailand　22mm
中：S.Vietnam　26mm
右：S.Vietnam　24mm