四川省から記載されたピケイペンニスと 広西から記載されたアンドレアスは非常によく似ています。
アンドレアスのホロタイプを見てピケイペンニスと比較すると
顎は直線的で平たく 顎付け根の内歯の発達が弱いようですが。
ピケイペンニスの記載文の絵ではアンドレアスそのものにもみえますが、
中型個体で記載されたので特徴は出きってないようです。
アンドレアスの記載文ではピケイペンニスと比較がされていないし、変異の範疇かもしれません。
比較されなかった原因は チェックリストでDorcus属に分類されていたりするため 見落としたものと思われます。
広西・大明山から得られる個体はかなり強壮な体型で 顎が下方向に強く湾曲します。
歯型以外はシミリスによく似た特徴を持っています。(擬態?)
もしかしたら別亜種くらいにはなるかもしれません。
Prosopocoilus piceipennis (Westwood,1855):202-203, fig.6 [Cladognathu piceipennis]
[Type Locality] China vel Thineta
記載文の絵 14lin.=44.45mm
Descriptions of some new species of exotic Lucanidae
: Transactions of the Royal Entomological Society of London, (N.S.) 3:197-221
より
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