トラベラーズ日記

フィレンツェでランチを食べているとき、

添乗員さんと同じ席でラした。

その時に世界各国行くが、インドでちょっといい話があったと。

ツアー添乗で寝台電車で寝ているときに、なんと強盗にあったそうな。

当然ツアー中に必要な現金をもっているわけだが、バッグを切られて持っていかれ、

なんと勇敢にも後を追いかけていったんだそうな。

犯人はトイレに逃げ込んで、とじこもったまま出てこない。

乗務員を呼んで事情を説明し、協力をしてもらったが

犯人は現金だけ抜き取ってバッグをトイレから捨てたらしく

トイレから出た時には何ももっておらず、

警察に行くことになった。

言葉が通じないので英語ができる人を探して、警察で

通訳をしてもらったそう。

犯人は頼むから自分がやったといわないでほしいと添乗さんに頼んできたらしいが

犯罪は犯罪で、添乗員さんも仕事できているのでそう簡単には引き下がれるわけがない。

最終的に現金もバッグも出てこなかったらしい。

その後、インドの子供たちが添乗員さんに物乞いをしてきた。

でもあげられるものが手元に何もない、子供たちに全部ものを取られてしまって

あげるものがないと、言ったところ

ちょっと待っててと言われなんと

子供たちがいろんな人からもらった

おやつを添乗員さんにくれたんだそうな。


添乗員さん、号泣。

確かに緊張のなかそんなことされたら、泣いてしまうわ。

悲劇の中の心温まる話でした。



世の中に強盗にあった話はたくさん聞きますが


女性はやっぱり強いなと思います。

添乗員さんや、スペインのガイドさんもナイフをつきつけられたり

南米でも怖い目にあったガイドさんがいらっしゃいましたが

みんなそんな怖い目にあったにもかかわらず、今でも同じ仕事をされています。

私の周りの男性には強盗にあったことでトラウマになり

病院まで通った人がいました。

海外で生活したり、海外を舞台に仕事をしている女性は

その辺の男性よりよほど根性あるなぁと思いました。