汚染対策には酵素食品を・・・酵素を含む食品 一覧
まず果物ですが、新鮮なものなら何でもいいのですが、特にヤシの実(ココナツ)・パイナップル・パパイヤ・キウイフルーツ・マンゴーなどには、自らを分解する酵素があるほか、他の食品までも分解する特別な酵素も含まれています。
果物には果糖が多く含まれていることから、たくさん食べると太るという人がいますが、そんなことはありません。
果糖は、体内で代謝が早いので体脂肪として溜まることはありません。
むしろ、酵素が豊富な果物を積極的にとっていると、体内の代謝が活発になり、これまで蓄積されている体脂肪を減らす効果があります。
さらに果糖は、血糖値を調整するインスリンを動員させることがまったくないので、糖尿病の心配もありません。
果物は、カロリーも低く、ビタミンやミネラルも豊富で、水分も80%ありますので、これ以上ない栄養食品です。
次に野菜は、レタス・キャベツ・人参・セロリ・玉ねぎ・にんにく・トマト・パセリ・ピーマン・ねぎ・きゅうり・大根・青じぞなどに酵素が多く含まれています。
この果物と野菜ですが、できれば1日3度の食事のたびに一緒に摂ってほしいものです。
ジューサーでジュースにして飲んでもよいでしょう。
果物や野菜は、細かく砕いてジュースにすれば、より効果が上がることがわかっています。
食べ方は、例えば朝は果物か果物や野菜のジュースだけにして、昼と夜の食事のときに生野菜をたっぷり食べます。
朝に果物を摂ると、胃腸に負担をかけずに排便を促してくれるほか、脳や他の器官に効率よく栄養素を供給することができます。
良い朝食とは、消化が良く、ビタミン・ミネラル・水分が豊富で、良い糖質が含まれていることが条件です。
果物は、まさにこの条件を100%満たしている食品です。
また調理のとき、大根おろしのように、おろし器で野菜や果物をおろして食べると、酵素が何倍にも活性化することがわかっています。
大根・しょうが・にんにく・人参・りんご・なし・ももなど、おろせるものはおろして食べるとよいでしょう。
なお、おろし器ですが、鉄製のおろし金でもいいですが、セラミックス製なら、酵素の活性をさらに高めることができます。
この果物や生野菜には酵素のほか、体にとっても有益な栄養素も豊富です。
果物や生野菜には、植物色素のポリフェノールやフラボノイド、カロチノイド、ファイトケミカルといった抗酸化作用や抗腫瘍(抗ガン)作用がある成分が含まれています。
また、ビタミンやミネラルも豊富で、酵素の働きを助けたり、水分や繊維も多いので腸をきれいにしてくれます。
さらに、生の淡色野菜や果物を食べると、白血球から作られるサイトカインが活性化し、ガン細胞を攻撃したり、細菌やウイルスをやっつけたりする効果があることも分かっています。
食物酵素を豊富に含む食品として、発酵食品があります。
発酵とは、酵母や細菌などの微生物の酵素を利用して、有機化合物を分解することをいいます。
こうした微生物は、消化酵素をたくさん持っています。
そのため、微生物で発酵させた食品には、発酵させないものよりも、消化酵素が格段に多く含まれているのです。
その代表的な食品が納豆です。
納豆は、納豆菌という細菌で大豆を発酵させたもので、たんぱく質を分解するプロテアーゼのほか、炭水化物をブドウ糖に変えるアミラーゼ、脂肪をグリセリンと脂肪酸に分解するリパーゼ、さらに線維質を糖に変えるセルラーゼなど、さまざまな種類の消化酵素が豊富に含まれています。
また最近では、血栓を溶かすナットウキナーゼという酵素も含まれていることがわかり、注目されています。
納豆は、1日1パック(100g)を目安に摂取すれば、十分な効果が期待できます。
納豆以外の食品をあげるならば、漬け物・味噌・しよう油・ヨーグルトなどの発酵食品にも酵素が含まれています。
漬け物では、特に糠(ぬか)や麹(こうじ)で漬けた漬け物に、酵素が豊富に含まれています。
味噌も酵素を多く含んでいますが、みそ汁のように熱を通してしまうと、酵素が死んでしまうので、モロキュウなどにして生のまま食べるとよいでしょう。