2012年01月16日
ストリート編集室が、1月25日に「STREET(ストリート)」3月号の別冊として「.RUBY(ルビー)」を創刊する。「STREET」、「FRUiTS」、「TUNE」と新たなファッションを写真を通じて発信し続けてきた発行人 青木正一氏が次に着目したのは、東京の街に潜む"NYのファッションモデルのようなファッション"のギャル。「FRUiTS」のターゲットとは対極に位置するモードなギャルを被写体に、東京のリアルなファッションシーンを発信する。価格は880円で1月25日発売。
「STREET」は、青木氏がロンドン・パリ ・パリコレ会場周辺のストリートスナップを撮影し、1986年に創刊。海外の"全く違う文化でのファッション"を捉えた写真には、リアルな着こなしと街の様子が映し出されており、創刊から25年経った現在でも愛読者は多い。1997年には、原宿キッズを収めたストリートスナップ月刊誌「FRUiTS(フルーツ)」を創刊。その7年後には、裏原全盛期とは一線を画したメンズのファッションにフィーチャーした「TUNE」をスタートした。
「.RUBY」は、東京の渋谷と原宿の間のストリートで撮影した写真を、「STREET」のように1ページ1点ずつ掲載。写真の脇には「FRUiTS」や「TUNE」のようにアンケートを記載する。創刊号には広告を載せず、写真集に近いかたちとなっている。「FRUiTS」のターゲットとは、対極となる"ギャル"を被写体を選んだ事に対して青木氏は、「去年の暮れくらいから、表参道とか六本木の地下鉄の駅でおしゃれな子が乗ってくるなって、ずっと気になってて。僕の写真展を表参道のGYREでやった時に、そこに渋谷109系のブランドの人が来てて話を聞いてみると、ブランドの方向としては『STREET』でやっているニューヨークとかパリのモデルのファッションなんですよね。日本の子にもそういう格好をしてもらいたいし、(彼女達も)それを目指してるって。20代後半〜30歳の子たちの方向性を見てると、微妙に違うんですけどそれと似たような方向性、同じような方向性になってると思っていて。それで、苦労するのがわかってたんですけどちょっとやってみたんです。」と語っている。創刊号は全100ページを写真のみで構成。今後、2〜3ヶ月に1回のペースで不定期発行していく。
■STREET別冊「.RUBY」
定価:880円
サイズ:B5
ページ数:100ページ
発売日:1月25日
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