2007年10月17日
FXと税金
FXで税金を心配する前に、税金を払うだけ儲けよ、という人がいます。
しかし、税金は損したときにも関係します。まず、FX取引で得た利益と税金は、どういう仕組みで処理するか確認しましょう。
FXで利益が出ても確定申告の必要のない取引もあります。
例えば、収入が2,000万円以下で、給与所得及び退職所得を除いた所得の合計が20万円以下である場合は確定申告は不要です。
その時、為替差損が出ている場合には、他の収入等と通算し雑所得として計算できますが、雑所得以外の所得(給与等)とは通算できません。所得の分類に注意が必要です。利子に当たるスワップ金利も雑所得ですので、忘れずに通算します。
FXに適用される総合課税は、所得が大きくなるほど税金が高くなります。
所得金額が 税率
200万円以下 15%
330万円以下 20%
700万円以下 30%
900万円以下 33%
1800万円以下 43%
1800万円超 50%
株の利益に対する税金は10%ですが、FXでの利益では50%もの税金がかかります。
総合課税は累進課税方式で、所得が増えるほど税金の額と課税比率も増える組みになっています。FX取引によって多くの利益を出して、多くの納税をする。
収入を得るために要した必要な経費は差し引きするわけですから、
多額の納税は、実はうれしい事かも知れません。
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