詩 (75): 曲絵詩

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2019年02月10日

音もなく燃える

燃えるような表情は仮面をし隠す
次々と燃え広がるこの世界の調律
火を消す人々
一人ずつ訊ねては
次々と燃える
誰も被らない
ひんやりとした青い鉄火面

という歌がありそう
Burning facial expressions mask and mask
Tune of this world that flares one after another
People who extinguish the fire
Asking one by one
Burn one after another
No one suffers
Cool and bright blue iron surface

Google先輩

posted by 柊太郎 at 15:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | 詩

水晶

とんだ骨折り損だったぜ・・・ハハハ・・・などと言っている男
掃除したりいらない本を捨てたり
もう一度見つめ直してみる
水晶みたいのが砕け散る瞬間を
もう一度
暗闇に否定される
俺はやるんだああ・・・などと
見つめ直す度にクサイセリフを吐く男
フードを被った占い師に水晶で頭をかち割られる

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posted by 柊太郎 at 13:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | 詩

青いコイン

目が覚めればすでに億万頂者
すべて金色のコイン
山の頂上は金色に輝いている

それとは別に

夢を見たり夢から覚めたりすればすでに億万長者
すべて青いコイン
山のふもとや頂上で庭の手入れやカフェを開いたりしている
たまたま黄色だったり青かっただけ
黄色稼ぎと同じ

タグ：黄色稼ぎ

posted by 柊太郎 at 13:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | 詩

白いコイン

夜に熱を集めている
神々しく
無駄な散財をやめて
光の世界と同等の価値を持つコインを集めている
たまたまそのコインが輝いていただけ
たまたま思い付いた色が白かっただけ
金稼ぎと同じ

タグ：金稼ぎ

posted by 柊太郎 at 13:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | 詩

赤いコイン

凍りついた世界から熱を集めている
霜焼け
無駄な散財をやめて
灼熱の世界と同等の価値を持つコインを集めている
たまたまそのコインが燃えていただけ
たまたま思い付いた色が紅かっただけ
金稼ぎと同じ

タグ：金稼ぎ

posted by 柊太郎 at 13:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | 詩

黒いコイン

昼間から熱を集めている
禍々しく
無駄な散財をやめて
闇の世界と同等の価値を持つコインを集めている
たまたまそのコインが黒ずんでいただけ
たまたま思い付いた色が黒かっただけ
金稼ぎと同じ

posted by 柊太郎 at 12:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | 詩

黒い土俵

一泡吹かされた横綱
やられたらやりかえす
黒い土俵の上では祝福や罵声も一切浴びない
ぼこぼこにされる平幕力士
黒い土俵に座布団型のスポットライト
優勝決定戦くらいはもうちょっと土俵を高くしてもいいと思う

posted by 柊太郎 at 12:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | 詩

何もしないということ

何もしないということ
街にハンバーガーショップがあるということ
軒並み適当に語れば
何もせずに済む
海辺を走る潮風に乗るカモメや車
何もしなかったのでほんのりしょっぱいクッキーが焼き上がる
ヘアバンドをして生地をこねる

タグ：塩

posted by 柊太郎 at 12:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | 詩

興味のある話

又聞きする
それを狙ってはできない
テレビを二台同時に見るようなもの
電話したり
買い物しにいく
エスカレーターの途中
進んだり戻ったりできない
すべて中途半端な情報ばかり
興味のない話は暗闇のベッドで眠っている

posted by 柊太郎 at 00:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | 詩

2019年02月09日

寄付虫

意味もなく寄付ばかりする
振り袖を着た室町時代の公家の人たちみたいに
よくわからない道を歩いている時に役立つ
自分で選んだ道
引っ込み思案にならなくてよい
全部寄付として見なされている

posted by 柊太郎 at 23:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | 詩

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