詩 (72): 曲絵詩

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2019年02月17日

ダブル　ノーフューチャー

絶望的な二人でダブルスを組んでいる
もうやけくそでタッグ技の練習を始めて
意外と相手を惑わせたりする

posted by 柊太郎 at 20:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | 詩

フェミルミドラゴン

赤いドラゴンが海を渡る
なんとなく春が来る
知らないということがこの世界を熱くする
真っ赤な大地に辿り着くまでの心構え

posted by 柊太郎 at 19:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | 詩

おはよう

寝ながら朝食を食べ終える
そうすることによって
精神が少し安定する
多少腹が減っても我慢できるので食費も浮く
雲は適当な妄想を生む
まばたきは雲を食べている

タグ：食事睡眠

posted by 柊太郎 at 10:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | 詩

2019年02月16日

デイリーシャーベット

ふわふわしている気球も冬の空に突入する
気球に飛行機がぶつかる
正確には飛行機雲に包まれた気球のこと
そしてまた晴れればダイヤモンドダストが地上に降り注ぐ

posted by 柊太郎 at 18:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | 詩

リングッド

まだ全然良い
適当に売れそうな商品を並べる
全然良い
好きな商品を並べる
良い
全部食べる

posted by 柊太郎 at 00:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | 詩

オーガニックフェイマス

ちいさなアリ地獄で済んだ
どういう心境かと聞くと
蜂が
花の蜜を吸った
砂丘
そんなのない
片足といわず
両足で浜辺のビーチに踏みしめる

posted by 柊太郎 at 00:16 | Comment(0) | TrackBack(0) | 詩

エキスパートオリジナル

毎日花火を上げるのが当たり前
地下のマグマも呆れ顔
なんで毎日かって
よくわからないけど毎日夜になるから

posted by 柊太郎 at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 詩

2019年02月15日

ゆば

依存しすぎた
過去のサキュバスに
先に接吻を済ませた
冬に冬眠する動物
冬だけと謳っておきながら
冬だけ思考する動物

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posted by 柊太郎 at 23:36 | Comment(0) | TrackBack(0) | 詩

長い夜

もう夜が来ないなら
屋根や日傘などを差して影を作れば良い
隙間から射し込む光がもはやアートにしかならないのは
願ったり叶ったりだが
だがもう当分来なくて良い
夜が来る瞬間はとても穏やかで和やかで
ただ景色を助長するだけだが
どちらかと言うと朝の方が来て欲しくない

posted by 柊太郎 at 00:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | 詩

2019年02月14日

造形

炎と炎の間に凛々さを見せる露
プラスチックにするか新聞紙にするかの二択しかない
不器用に転写する猫
猫が描いた描写
猫がどんなに器用でも選択肢は増えるだけ
答えはない
問いかけるだけ
炎などに

posted by 柊太郎 at 23:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | 詩

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