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2019年09月13日

百重の王

直立できる獣が何回か吠えるだけ
喉が乾き吠えたける
何かのせいにしたくて
何かのおかげにしたい
最強のこじつけ魂
シャウター





名指しは無理だが
その人のおかげで今居られる
その曖昧な部分が大切な感情を忘れさせる
この曖昧な部分が広く浅い繋がりを生む
曇り空の日没に新しい1日が始まればどんどん繋がっていく
とても好きな人の背中を追いかける
想いは届かなくても
好きは繋いでいこう




2
プライドは沢山並べた方が良い
新しい種類のプライドなどないから
プライドがとても高く見えるのは
たった一つのことにこだわりすぎだから
人種も沢山存在するように
人間が滅びればプライドも消滅する




3
未来はとても綺麗に描かれている
私達は学び街を作り育む
それらの叡知を互いに持ち寄り
共通語で共通の街で
誤りのないよう日々当たり前のように生活をしている
少しずつ間違えていこう
それが何かのリズムと重なれば良い




4
全身翼が生えて飛んでった
毛むくじゃらのまま
リコーダーやコントラバスなどの演奏を背に
夕陽が落ちる公園の待ち合わせ場所
原始人のトレンドを取り入れる
思考回路そのものでぶっ飛んでいく





5
山猫保護団体に入会したやつがいる
山猫に山道を誘われて
猫にしっぽが着いていく
考える暇もなく迷い込んだ
猫の渋滞は朝からうるさい




6
変な男は君が代を歌いながら近づいてくる
昭和や平成の雰囲気そのままゆっくりと暖簾を開けて
変な狐のお面を付けて男の道をゆく
ブブー!とブザーが鳴って器物検査に引っ掛かる
新しい本などを出版するが
なぜか持ち出すことはできない
とにかく何かに近づく
とにかく駆け抜ける
男の道をゆく




7
心の拠り所
そんなのはない
どこでも寝れる
どこまでも眠れる
時計を巻き戻して
いつも寝ていた
起きることはない
拝めさせて戴く
この世界を




8
幸せになれるが幸せになった根拠や自信が無いので幸せとは言えないし
誰も祝福はしてくれない
気からくる幸せは机上の空論と揶揄され
そんな宙の上に立っているような理論は日々私たちの生活の中で精練され残る石
無意味な石いつまでもその辺に転がっている石
石に意思を宿せば批判殺到
そろそろその意思をぶつけてみるか?
磨かれた石でなくても
無意味な石いつまでもその辺に転がっている石



9
旅に出ないと意味がない人がいる
なぜか維持費の高い乗り物を所持していて
どこか歯がゆい毎日を送っている
ゆえに旅人と呼ばれて
特別な意味を一つも見つけられず
ぼろぼろになって帰ってくる
すごく疾走感のある毎日
どこか失踪しそうな毎日



10
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posted by 柊太郎 at 01:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | 百獣
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