2017年12月09日
「中国、北朝鮮国境地域に難民村建設」文書流出
北朝鮮と中国の国境地域に韓半島(朝鮮半島)戦争勃発に備えて難民収容所を建設するという内容が入った中国側の文書が流出したと、米国の自由アジア放送(RFA)が8日報じた。
文書によると、北朝鮮との国境付近にある中国吉林省白山市長白県政府が韓半島戦争勃発に備えて5カ所の北朝鮮難民収容所を建設する計画を立てたことが明らかになった。中国国営通信社チャイナモバイル(中国通信)長白支社の内部文書は6日に中国インターネット上に流出したが、現在、中国内ではすべて削除された状態だ。
文書には「北朝鮮国境情勢の緊張で長白県党委員会と現政権が長白県の5カ所に難民収容所を設置することを立案した」「長白支社は収容所通信保障作業の責任を負った」「円滑な通信を保障するため、今月2日に長白支社代表がチームを率いて収容所の場所に対する通信測量作業を行った」などの内容があった。
文書は具体的な北朝鮮難民収容所の位置も明らかにした。文書は「信号測定の結果、長白沿江収容所、長白十八道溝収容所は信号が届かず正常な通信保障方法がない。長白鶏冠リツ子収容所は信号が比較的弱かった」とし、該当地域の中継所設置を建議する内容を含めた。長白県は北朝鮮との国境線が約260キロにわたり、難民収容所の最適地と見なされている地域。
RFAは「長白県は難民村建設計画を否認していて、現在、文書流出の経緯を追跡している」と伝えた。
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