2017年11月26日
慰安婦謝罪した「河野談話」の主人公の息子、外相に
ヤフーニュースより引用
慰安婦謝罪した「河野談話」の主人公の息子、外相に https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170804-00028084-hankyoreh-kr
「河野談話」を出した河野洋平元官房長官の息子の河野太郎元行政改革担当相(54)が、日本政府の新外相に内定したとNHKなど日本のマスコミが3日伝えた。
日本のマスコミは、安倍晋三政権が3日に実施する内閣改造で自民党の政調会長のポストに移る岸田文雄氏に代わり河野元行政改革担当相を外相に起用する方針を固めたと伝えた。彼の父親の河野洋平元官房長官は1993年、慰安婦動員過程の強制性と軍の介入を認めた河野談話を発表し、安倍政府の歴史修正主義についても批判を加えてきた人物だ。
河野氏は富士ゼロックスなど民間企業で働き、政界に進出した。脱原発を志向する超党派議員の集まりである「原発ゼロの会」に参加しており、靖国神社参拝について懐疑的であるなど、安倍首相の路線とは距離がある人物だ。韓日議員連盟の会員であり、派閥は麻生派に属する。安倍政権は私学法人スキャンダルと閣僚らの相次ぐ失言などで支持率が20%台まで落ちた状態だ。安倍首相が自分と近い人物で内閣を作る「お友達内閣」を作ったという批判も受けたため、今度は自分と距離がある人物も起用する形を取り、危機脱出を図った。河野新外相だけでなく、アベノミクスに代わる経済政策を勉強する会を進めてきた野田聖子氏を総務相に内定した。東京新聞は、安倍首相が自分と距離がある河野氏と野田氏を入閣させバランスを合わせようとしたと伝えた。
河野氏は父親が出した河野談話については発言を控えている。彼が運営するブログには河野談話の内容や性格について説明する文章がアップされているが、これに対する積極的な評価が書かれているわけではない。2015年の行政改革担当相入閣直後には、河野談話に対する意見を問う質問に「個人的な見解を申し上げることは適当ではない。日本政府としては(植民地支配と侵略の歴史に謝罪と反省の意を明らかにした)村山談話(1995年)、河野談話を継承すると(安倍)首相が述べた通りだ」と答えた。
一方、自民党の保守本流を自負する宏池会(岸田派)のトップでポスト安倍として取り上げられている岸田文雄氏は、党3役の一つである政調会長になり、次期首相の挑戦にさらに有利な位置に立つことになった。安倍首相は2012年第2次内閣発足時から外相を務めた岸田氏に止まってほしいという意思を伝えたが、以後、岸田氏が内心望んでいた党3役に席を移動させた。安倍首相は自分を批判し続けている石破茂議員と近い人物である小此木八郎氏を国家公安担当相、石破派所属議員である斎藤健議員を農林水産相に内定した。朝日新聞は、石破議員を孤立させる意図ではないかとの見方があると伝えた。防衛相は、第2次内閣発足当時から防衛相を歴任し、敵基地攻撃能力の保有を主張する小野寺五典議員が内定された。副首相は麻生太郎氏、官房長官は菅義偉氏が留任し、内閣の基本骨格は維持される見通しだ。
東京/チョ・ギウォン特派員(お問い合わせ japan@hani.co.kr )
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