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トランプ氏の国会演説に賛否デモ隊が小競合いへ https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171109-00000008-cnippou-kr

ドナルド・トランプ米大統領の訪韓２日目であり、最後の日である８日午前、ソウル汝矣島（ヨイド）国会の前に１万人に近い市民が集まった。トランプ大統領の国会演説に対する賛否集会だった。国会の正門から眺めると、右側の道路は親米指向団体が、左側の道路は反トランプ団体が占拠した。

警察は歓迎集会参加者を８０００人で、反トランプ集会参加者を５００人だと推算した。

午前１０時ごろ、反米集会を主導してきた「ＮＯトランプ共同の行動」（共同の行動）は記者会見を行った。キム・グァニル集会チーム長は「政府は昨日、旧日本軍慰安婦の李容洙（イ・ヨンス）さんを呼んでトランプ氏とハグをさせる蛮行を犯した。とんでもない慰安婦合意をしてトランプ氏とのハグを演出する政府は、これ以上ろうそくの政府ではない」と主張した。彼らは午前１１時ごろ、トランプ大統領が国会に到着すると彼の顔が描かれた横断幕を破った。

トランプ大統領の訪韓を賛成する集会側では午前９時から在郷軍人会会員などが大極旗を振りながら「トランプ大統領歓迎」のピケを持っていた。参加者は「韓米同盟の強化で戦争を抑制し、韓半島（朝鮮半島）の平和を維持しよう」と主張した。

参加者の間で衝突もあった。午前１０時ごろ、大韓愛国党党員の一部が共同の行動デモ隊に近付き、人々の胸ぐらをつかんで騒ぎになった。警察１００人余りが投入されて彼らを阻止した。警察は追加衝突を防ぐために警察バス１６台を道路の真ん中に止めて車壁を作った。

国会演説を終えたトランプ大統領は最後の日程として銅雀区（トンジャクク）国立顕忠院を訪ねた。この日午前から顕忠院の前にもトランプ大統領を歓迎する人が集まっていた。「太極旗革命国民運動本部」「在郷軍人会」など１２００人の親米団体は午前１０時からトランプ大統領歓迎集会を開いた。彼らは顕忠院の参拝を終えたトランプ大統領の車両が通ると太極旗と星条旗を振りながら「アイ・ラブ・トランプ」を叫んだ。正門を通過したトランプ大統領は窓の外で手を振って彼らに応えた。