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北海道・福島結び初の非常通信訓練　来月下旬から実施 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170828-00000008-fsi-bus_all

　総務省が今年の非常通信訓練で、広域通信が可能な漁業無線システムの特性を生かして北海道と福島県をつないだ広域訓練を実施することが２８日、分かった。複数の都道府県をまたいだ非常通信訓練は初めてという。

　９月下旬から１０月上旬に予定されている漁業無線を使った広域訓練は、災害で北海道余市町役場から通常の通信ルートを通して北海道庁まで非常通報ができなくなった場合を想定。

　まず、同町の漁業無線用の無線基地と福島県いわき市の漁業無線用無線局までをつなぎ、次に電話やＦＡＸで福島県庁に連絡する。福島県庁から衛星回線を使って北海道庁に余市町役場の非常事態を伝えるというものだ。

　災害時に通常の固定電話回線や、携帯電話回線が使えなくなった場合に、さまざまな非常用通信手段の確保ルートを確認する非常通信訓練は、毎年９月から１０月にかけて実施されている。