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健康志向で「酢」好調＝ドレッシング、飲料にも拡大 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170720-00000026-jij-bus_all

　お酢を使った調味料や飲料が、健康志向の高まりを背景に市場を広げている。手軽で使いやすい調味済みの酢やドレッシングが人気で、飲料の種類も増えるなど、メーカーは開発を競っている。

　民間調査会社の富士経済（東京）によると、砂糖などで味を調えた調味酢はここ数年、市場が拡大。2016年の販売額は前年比5．5％増の86億5000万円になったとみている。

　ミツカン（愛知県半田市）は2月、酢の物や肉料理など1本で酢を使うさまざまな料理が作れる「カンタン黒酢」を発売。「砂糖や食塩などを合わせる調味の手間がいらない手軽さが受けた」といい、5月までの約3カ月で出荷本数は計画比の2倍を上回る100万本を超えた。キユーピーも消費者の健康意識の高まりを踏まえ、5月に酢に刻み野菜を加え、サラダなどにも使える調味料「キユーピー　テーブルビネガー」を発売した。

　酢はさっぱりした風味で夏向きのイメージが強い。しかし、食品メーカーのヤマモリ（三重県桑名市）は、冬に販売量が伸びるヨーグルトに注目し、2月に「ダイエット黒酢ドリンク」シリーズにヨーグルト味を追加した。7月には新たな味の商品も発売し、年間を通じた需要喚起を目指している。　

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