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2016年04月05日

マツダ「ロードスター」、世界カー・オブ・ザ・イヤーで初の「二冠」 「デザイン」部門で日本車第1号に





 マツダのスポーツカー「ロードスター(海外名MX‐5)」が、ワールド・カー・アワーズ(WCA)が主催する2016年「ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー(WCOTY)」を受賞した。マツダ車が同賞を受賞するのは、2008年の小型車「デミオ(海外名Mazda2)」以来2回目。



 3月末に開かれたニューヨーク国際自動車ショーで発表された。日本メーカーの受賞は2011年の「日産リーフ」以来となる。



■1989年発売、「4代目」にしての快挙



 同賞は2004年に世界各国の自動車ジャーナリストによって創設され、世界23カ国、73人の自動車ジャーナリストの投票で選ばれる。ロードスターはともに最終候補に残った「アウディA4」、「メルセデス・ベンツGLC」を抑えての受賞となった。



 また、特別賞の一つで最も優れたデザインの車に贈られる「ワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤー(WCDOTY)」にも選ばれた。日本車の同賞受賞は初。さらに1車種による両賞のダブル受賞は、賞が創設されてから初の快挙だという。基本性能や、デザイン性の高さが評価された。



 ロードスターは1989年に発売された小型スポーツカーで、受賞したのは「4代目」。2015年に約10年ぶりに全面改良されて発売されたもので、マツダ独自のスカイアクティブ技術を採用して走行性能を高めたほか、アルミの使用量を増やすなどして先代より車重を100キロも軽量化し、これまで以上に軽快な走りを実現。2015年12月には同年の「日本カー・オブ・ザ・イヤー」も受賞している。




生産累計も100万台目前に


 賞創設以来の初の2冠に、マツダの毛籠勝弘常務執行役員は「非常に光栄。生産累計台数100万台達成が目前のタイミングでの今回の受賞は、MX‐5がかつてないほど若さにあふれ、活気があり、乗って楽しいすばらしいクルマだという証」とコメントした。



 また、WCDOTYは「ジャガーXE」「マツダCX‐3」と競った末の受賞だった。デザイン本部長の前田育男執行役員は「マツダのデザインがグローバルに高く評価された証として大変誇りに思う。今後も日本ブランドとしての誇りを高く持ち、マツダのデザインをより良いものにしていく決意だ」と語った。



 この偉業に対し、ネット上では「さすがマツダ。世界に誇れるクルマだ」「W受賞、おめでとうございます」「この車ほしい。次は絶対買う」「CX‐3もデザイン賞で残るなんて、マツダすごいよ」などと歓喜と祝福のコメントが並んでいる。







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